この夏もいっぱい食べたい♥トレンドスイーツかき氷を食べてキレイに!

全国的なブームが続いている昨今、今年もたくさん食べたい「かき氷」。でも「食べすぎは体を冷やす?」「熱中症対策として水分補給ができるの?」など、かき氷に対する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、さいたま市浦和区の人気かき氷店『浦和 かき氷 蔦(Tsuta)』店主の鈴木絵里香さんに、体を冷やし過ぎない食べ方や美容にうれしいシロップの作り方などを、教えていただきました。専門店やお家でも美味しく食べたいかき氷、今年はもっとヘルシーに楽しくいただいてみませんか?

埼玉県さいたま市浦和区の人気かき氷店『浦和 かき氷 蔦(Tsuta)』店主。長年学校給食を作ってきた栄養士の鈴木さんは、同店で、子どもから大人まで安心していただける蜜をすべて手作りしています。日替わりメニューの告知などはTwitterでチェックできます。

CHAPTER 1
食べ過ぎなければ大丈夫!

メリットいっぱいの
かき氷

美味しくてヒンヤリしていて、毎日でも食べたくなるかき氷。「体が冷える?」「お腹を壊しそう」などの心配をは、適切に、食べ過ぎなければOK!美味しいだけではなく、うれしいこともたくさんありますよ!

暑さで上がった体温を下げる

夏の暑さで体温が上がると、体がほてったり、めまいを起こしてしまうことも…。そこで、かき氷をゆっくりと、適量を食べると、体が感じる「暑い!」を心地よく冷ましてくれます。

熱中症対策のための水分補給に

普通に過ごしていても汗をかく夏は、気付かないうちに水分不足になることも。普段からお水を適量飲むことを意識しておくのはもちろん、かき氷をおやつなどでいただくと、水分補給にもなりますね。

シロップやトッピングに気を付けて低カロリーに

アイスクリームなどと比べてカロリーが低いとされているかき氷。ダイエットのサポーターとしても重宝できますが、シロップやトッピングなどのカロリーも気にしておきましょう。自分の体と相談しながら、おいしく食べたいですね。

かき氷の
食べ過ぎはNG!

体を冷やす

かき氷を何杯も一気に食べてしまうと、体が冷えすぎてしまう場合も。ゆっくりと適量をいただきましょう。

お腹を壊す

かき氷だけではなく、冷たいものを摂り過ぎるとお腹を壊してしまう原因のひとつにもなります。体調を見ながら食べましょう。

トイレの回数が増える

冷たくて水分量も多いかき氷は、食べ過ぎるとトイレが近くなってしまうことも。トイレに行けない状況では気を付けましょう。

鈴木さんからの
ワンポイントアドバイス

あまりに気にし過ぎていては、おいしくかき氷を食べるのも大変になってしまいます。自分の体に耳を傾けながら、無理をせず、ゆっくりと適量を味わうのがおすすめです。

CHAPTER 2
ちょっぴり気を付けてみて!

体にやさしい
かき氷の食べ方

かき氷を美味しく、体にあまり負担なく食べるために、ほんのちょっぴり気を付けるといいことがあります。まずは「美味しい!」と思って食べること。そして、体にやさしい食べ方にも少し意識を向けてみましょう。

急がずにゆっくり食べる

「早く食べたい!」「溶けるかも!」と、焦って食べていませんか?炎天下でもない限り、一瞬で氷が溶けることはないはずです。ゆっくりと味わうことで、体を急速に冷やすことなくいただけます。

体が冷え過ぎないよう、ストールやひざ掛けを

冷房の効いた室内でかき氷をいただく場合は、予想以上に体が冷えを感じてしまうことも。ストールやひざ掛け、羽織れる上着などを準備しておくと、最後まで美味しくいただけます。

頭がキーンとしたら、食べるスピードをスローダウン

かき氷が美味しくて一気に頬張ってしまうと、頭がキーン!誰しも経験されたことがあると思います。まずはそうならないように、ゆっくりとひと口ずついただきましょう。キーンとなったら、食べるスピードを緩めてみて。

かき氷、
どうやって食べる?

運ばれてきたらすぐ食べる

焦る必要はありませんが、お店で運ばれてきたかき氷はなるべく速やかにいただきましょう。そのほうが断然美味しいはずです。

頂上から食べる

お店のかき氷は、一般的には上から食べていくように作られていることが多いもの。素直にてっぺんからいただきましょう。

外側から中へ食べ進める

てっぺんから食べ進めながら、外側から内側へ氷を移動させる要領でいただくと、こぼさずに美味しく最後まで食べられます。

鈴木さんからの
ワンポイントアドバイス

ご自身が食べたいようにいただくのが基本ではありますが、もし食べ方がわからなかったり、より美味しく食べたい場合は、お店の方に食べ方を聞いてみるのもいいと思います。周りの常連さんたちの食べ方を参考にしてみてもいいですね。

CHAPTER 3
美味しくてヘルシーなかき氷が食べたい!

トレンド&ご当地
かき氷

近年は、一年を通してトレンドスイーツでもあるかき氷。最近は様々なかき氷が登場して、どれも美味しそうで目移りしてしまいますね。今流行のかき氷やご当地かき氷、海外のかき氷には、どのようなものがあるのでしょうか?

トレンド

エスプーマかき氷

エスプーマとは「泡」を意味するスペイン語です。ホイップクリームのようにモコモコにさせた蜜(ソース)を氷の上に乗せた「エスプーマかき氷」は、まだまだ進化中です。

スイーツのようなかき氷

クリームブリュレやティラミスを彷彿とさせる、洋風スイーツのようなかき氷も人気です。かき氷とケーキのハイブリットとも言われています。

ご当地

白くま(しろくま):鹿児島県

かき氷の上に練乳をかけて果物を盛り付け、小豆餡を乗せたかき氷「白くま(しろくま)」はあまりにも有名です。鹿児島市発祥とされ、名称の由来は諸説あります。

ぜんざい:沖縄県

沖縄で「ぜんざい」と言えば、甘く煮た金時豆と白玉の上に氷が乗った“かき氷”のことです。県内でも様々なスタイルのぜんざいがあるので、食べ比べも楽しそうです。

海外

台湾かき氷:台湾

温暖な台湾でとれるフルーツをたっぷり使った「台湾かき氷」。マンゴーやイチゴはもちろん、同じく台湾名物である「タピオカミルクティー」味なども人気です。

ハロハロ:フィリピン

フィリピンのデザートとして有名な「ハロハロ(Haluhalo)」。パフェやサンデーのような風貌で、かき氷にフルーツやアイスクリームなど、様々な材料が加えられます。

鈴木さんからの
ワンポイントアドバイス

日本国内はもちろん、海外にも様々なかき氷があります。トレンドからご当地モノまで、各地でかき氷を食べ歩いてみるのも楽しいですね。

CHAPTER 4
お家でも作ってみよう!

キレイになれる
美シロップレシピ

かき氷屋さんなどで食べるプロの味は、格別の美味しさです。でも「自宅でもかき氷が食べたい!」という方も多いはず。そこで今回は、鈴木さんに、お家でできるヘルシーなかき氷のシロップレシピを教えていただきました。

アールグレイ

材料(2人前)

牛乳200ml、砂糖32g、アールグレイ茶葉7g、練乳適量

作り方
  • ① 鍋に牛乳、砂糖、茶葉を入れ煮出す。
  • ② 茶葉の色が出たら茶こしでこす。
  • ③ 粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やしてシロップの完成。
【 POINT 】

アールグレイの香りを楽しんだら、お好みで練乳をかけるとまた、一味違って楽しめます。

キウイヨーグルト

材料(2人前)

キウイフルーツ2個、砂糖60g、水120g、白ワイン10g、レモン汁1/6個分、プレーンヨーグルト160g、蜂蜜10g、練乳20g

作り方
  • ① ヨーグルトと蜂蜜を合わせておく。
  • ② 砂糖、水、白ワイン、レモン汁を鍋で加熱し、沸騰したらキウイと合わせてミキサーにかける。
  • ③ 冷蔵庫で冷やして、シロップの完成。
【 POINT 】

練乳、キウイシロップ、ヨーグルトの順にシロップをかけます。フルーツの食感とヨーグルトのまろやかさをお楽しみください。

ひょうたん島

材料(2人前)

黒糖80g、水120g、白玉粉30g、抹茶2g、水少々、ゆであずき缶120g、きなこ15g

作り方
  • ① 白玉粉、抹茶に水を加え、練って形を整え茹でておく。
  • ② 黒糖、水を鍋に入れ、沸騰直前で火を止める。
  • ③ 粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、シロップの完成。
【 POINT 】

黒蜜シロップ、あずき、きなこの順にかけ、最後に白玉を乗せます。もちもちの食感と和のコラボレーションをお楽しみください。

鈴木さんからの
メッセージ

ここ数年で、かき氷はどんどん魅力的に進化しています。
お店で楽しむのはもちろん、ぜひ、いろいろな食材を組み合わせて自分オリジナルのシロップを作ってみてください。
食感が楽しめるような食材を入れるともっと楽しめると思いますよ。
また、余ったフルーツシロップにしょうが汁を絞って紅茶を注ぐとオリジナルフルーツジンジャーティーの出来上がり。体が冷えた時にお試しください。

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