ぷるぷる唇で女子力アップ!今年はすっぴんリップで勝負!

実は第一印象で目につきやすいのが唇。冬は乾燥して唇が荒れる人も多いはず。唇はとてもデリケートなパーツのため、毎日のケアが重要です。今回は、皮膚科医の有川順子先生に「すっぴんでもキレイな唇のつくり方」を教えていただきました。

有川順子先生

有川スキンクリニック院長。日本皮膚科学会専門医。医学博士。東京女子医科大学を卒業後、同大学皮膚科学教室入室、助手を務める。六本木ヒルズ皮膚科医長を経て、有川スキンクリニック開設。東京女子医大附属女性生涯健康センター非常勤講師。

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あなたの唇、大丈夫?トラブルリップ注意報

ガサガサ、ひび割れ、色がくすんでいる…などなど、多くの人が唇に悩みを抱えています。そんな「トラブルリップ」にならないために、まず日常の行動をチェックしてみましょう!

「なめる・こする・皮をむく」クセが唇の荒れのもと

皮脂腺が少なく、水分を保持する角質層がとても薄いため、乾燥すると唇の水分が蒸発して皮がめくれやすくなります。唇をなめると、唾液と一緒に水分が奪われて乾燥します。また、強くこすったり、めくれた皮をむくと、もともと薄い角質が荒れて、乾燥した唇がなかなか改善されません。

ごしごしクレンジングは、色素沈着の原因に

メイクを落とすためのクレンジング剤。最近は洗顔と一緒にメイクを落とすことができる手軽なものも増えていますが、そのぶん肌に刺激のある成分が入っていることも。また、ごしごし洗いによる強い摩擦は、くすみの原因となる色素沈着を引き起こします。成分も洗い方も「やさしく」が基本です!

唇が荒れている時は、刺激の少ないリップ&グロスを

紫外線対策用リップクリームは紫外線吸着剤が含まれているため、すでに唇が荒れている状態で使うと刺激を与えるのでNG。また、香料入りリップクリームや、リップグロスの光らせる成分なども刺激を与えてしまうため、荒れた唇にはおすすめしません。

口呼吸は唇をさらに乾燥させる要因に

口呼吸をしている人は、口の中が乾燥しやすくなり、口内粘膜が乾燥すると、唇も乾燥します。口を閉じて鼻で呼吸すると、唇の荒れだけではなく、口臭などの口呼吸の弊害も防ぐことができます。特に今の時季は、風邪を引いて鼻が詰まってしまう人も多いので、症状が改善してきたら、鼻呼吸を心がけましょう。

トラブルリップもこれで解消!実践!すっぴんリップメソッド

毎日の生活の中で簡単にできるものから、特別なお手入れまで、唇そのものがキレイで健康になる「すっぴんリップメソッド」をご紹介します。

デイリーメソッド

スキンケアと同様にリップケアをしましょう

リップケアもスキンケアと同じ。クレンジングや洗顔、化粧水にクリームなど、スキンケアをする際は、唇も意識して。基本の保湿はスキンケアで行い、縦ジワやくすみが気になる人は唇用美容液、乾燥による荒れが気になる人は保湿タイプを選びましょう。

食事のあとは軽くふくだけでOK

食事のあとは、口をゆすいでハンカチで軽くぬぐうだけでOK。汚れているから、口紅を塗り直すから、と唇をティッシュなどでゴシゴシこすると、皮がむけたり黒ずみの原因になります。歯を磨いたあとの歯磨き粉の残りもきれいにやさしくぬぐいましょう。

マスクや加湿器で保湿を心がけましょう

マスクや加湿器でしっかり保湿しましょう。特に、マスクは口周りの乾燥を防げるのでおすすめ。就寝時リップクリームを塗ってマスクをして寝ると翌朝の唇が潤っているはずです。ただし、同じマスクを繰り返し使うのは雑菌が繁殖するので厳禁!

スペシャルメソッド

ワセリンパックでふっくら&ぷるぷるリップに

荒れてしまった唇には、即効性抜群のスペシャルケアでぷるぷるリップを取り戻しましょう。お風呂上がりの血行がよくなった状態でパックするとさらに効果的です。5分で完了するのでデート前などの時間がないときでもオススメ。ぜひ試してみてくださいね。

1.唇にワセリンを塗る 2.ラップで唇を覆う 3.ラップの上から蒸しタオルで温める 4.5分ほど温めてワセリンを浸透させる