おなかを温めて「冷え」を撃退。実践!腹巻きビューティーライフ

女性にとって「冷え」は百害あって一利なし。女性特有のカラダの不調の主な原因は、「冷え」にあるといわれています。特に冷やしてはいけないのが重要な臓器が集中する『お腹』。逆に、ここさえ温めておけば、手足が少々冷えても温められた血液が全身を巡って、すぐにカラダ全体が温められます。
そこで今回はモデル・芸能人にも愛用者多数!お腹を温めて健康だけでなく、美容にもいいことづくめの「腹巻き」に注目しました!最近は、オシャレなデザインや高機能のものもたくさん登場しているので、この冬から「腹巻きビューティーライフ」をはじめてみませんか?

医師、イシハラクリニック副院長。父である石原結實のクリニックで主に漢方医学・自然療法・食事療法により種々の病気の治療にあたっている。診察の他、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書は『「体を温める」と子どもは病気にならない』、『研修医ニーナの731日』など10冊を数え、韓国、香港、台湾でも翻訳され出版されている。

CHAPTER 1
石原先生にお聞きしました!

冬の冷え対策の
ウソ・ホント

キレイになりたくて努力しているのに、その方法が間違っていたら…!?よかれと思って行っていた毎日の美容・健康習慣がカラダを冷やして体調不良の原因になってしまうこともあります。勘違いしやすい美容・健康対策について、石原先生に教えていただきました!

Q
湯船に浸からなくても熱いシャワーで十分温まるの?
×
高い温度のシャワーを浴びても体温を上げることはできません。湯船にしっかり浸かることで血行が良くなり、体温が上がってさまざまな美容・健康効果が期待できるのです。内臓の働きが活発になるのはもちろん、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなり、美肌にもなります。
Q
健康のために水を飲むのはいいことなの?
寒いからといって水分補給をしないと、かえって血行不良を引き起こしカラダを冷やす要因になります。新陳代謝を促進して老廃物を排出するためには水が必要ですが、注意すべきは水の飲み方。こまめに少しずつ常温で飲むことでカラダを冷やすことなく、新陳代謝を促進することができます。
Q
ストレスを感じている人は体が冷えやすくなるの?
ストレスを感じると血管が収縮して体温が下がってしまいます。また、精神的な負担がカラダの冷えを引き起こし、体調不良を招いていることも。リラックスできる環境をつくりカラダを温めていれば、徐々にストレスフルな心とカラダから抜け出すことができますよ。
Q
朝食をしっかり食べるとカラダが温まるの?
×
東洋学的な観点から言うと、朝は排泄の時間。食べ過ぎると消化しようと内臓に血液が集中して、末端に血液が行きわたらなくなり、手足が冷えてしまうことも。朝食は腹八分目で抑えることも、冷え対策の重要なポイントです。

石原先生からの
ワンポイントアドバイス

現代女性は体温が低く、とても冷えています。その自覚症状もなく、間違った美容・健康法で冷えが慢性化すると、カラダに大きな影響が出てきてしまいます。適切な方法でしっかりとカラダを温めましょう。

CHAPTER 2
冷え改善だけじゃない!

お腹を温める
腹巻きの実力を知ろう

下腹ぽっこりや下半身のむくみ、生理不順など、女性特有の体調不良を改善するには、何はともあれカラダを温めることが大切です。毎日身に着けられて、簡単にカラダを温めることができるのが「腹巻き」。腹巻きの着用で期待できる効能を紹介します。

肌荒れ解消

肌荒れは血行が悪い証拠。
血行をよくして老廃物を排出することでお肌がキレイになります。

むくみ解消(特に下半身)

水分が溜まって冷えてしまったカラダを温めて、代謝のいい状態をキープしてくれます。

脂肪が燃えやすくなる

体温が1℃上がると基礎代謝は約12%上がります。体温を上げることで太りにくい体質になります。

便秘・下痢の解消

腸の冷えは便秘、体内の水分過多は下痢の原因に。免疫力を高め、腸の働きを活発にして改善します。

頭痛・肩こり・生理痛の軽減

血行が悪いところが痛みやこりの元になります。代謝をよくすることで痛みが和らぎます。

石原先生からの
ワンポイントアドバイス

血液は約45秒で全身を巡っています。血流の多いお腹を温めることで全身が温まり、効率的に体温を上げることができます。美と健康に「腹巻き」が必須アイテムであることは間違いありませんよ!

CHAPTER 3
あなたにピッタリの腹巻きはどれ?

素材別・腹巻きの選び方

さまざまな素材で作られている腹巻きがたくさん出回っているのをご存知でしたか?用途に合わせて、自分にぴったりの腹巻きを見つけてみてくださいね。

シルク

肌触り重視派のあなたに!

保湿効果のある成分を含んでいるためしっとりとした肌触りが特長のシルク。敏感肌やアレルギーの方にもオススメです。薄手の割には温かく、天然素材なので静電気が発生しません。

コットン

がんがん洗って着まわしたい

シルク同様、肌にやさしく、吸湿性・保温性・通気性に優れているため、1年中使えます。また、洗濯しても型くずれしにくく手入れしやすいのも特長です。

ウール

もっと温めてほしいなら

温かさを求めるなら、保温性が大変高いウールがオススメです。ただし汗を吸っても乾きづらいので、肌に直接つけるのではなく、インナーの上からつけてください。

化学繊維

伸縮性があり、体にフィット!

最近では保湿発熱素材などを使った防寒インナーが多く出回っています。それら化学繊維は伸縮性が高くカラダにフィットするので使いやすいのですが、敏感肌の方は肌トラブルにご注意ください。

CHAPTER 4
腹巻きだってオシャレにしたい!

腹巻き 最新スタイル

オシャレな腹巻きがたくさん出回っている昨今、腹巻きに抵抗があった人もトライしやすくなっています。見えても恥ずかしくない!むしろかわいくて便利で温かい!そんなスタイリッシュな最新腹巻きスタイルをご紹介します。

チラ見せタイプ

腰から胸の下まで包んでくれるので、上の服を1枚減らしても温かいです。また、しゃがんだり、前かがみになったときに背中が 出て寒いということもありません。トップスの裾からちらりと見せてもキュートですね。

レギンスタイプ

お腹から足首までをカバーしてくれるレギンスタイプの腹巻き。下半身全体を温めるこのタイプは全身の冷え対策にも◎。ピッタリしたタイプはボトムの下に、ゆとりのあるタイプはそのままタイツとして見せても十分にかわいいですね。

チューブトップタイプ

ロングタイプなのでデコルテから下をすっぽり包んで温めてくれます。チューブトップにしたり、折り曲げて厚手の腹巻きにしたりと、スタイルに合わせて使いこなしてみましょう。

ショーツ一体化タイプ

ズレにくく、履き心地も楽チンなショーツ一体化タイプの腹巻き。何より、見た目にもわかりづらく、「腹巻きをしている」という感覚なしに気軽に履くことができるのがうれしいですね。布ナプキンが使えるタイプも人気です。

撮影協力
> イーズクリエーション
機能的でデザイン性の高いシルク商品をラインナップ。インナーからアウターまで季節を問わず楽しめる。
> Sunny Days
布ナプキンブランドが展開する腹巻きシリーズ「おなかくるり」は、ポップな柄がかわいいと好評!

石原先生からの
ワンポイントアドバイス

私は、365日、24時間腹巻きをすることをオススメしています。毎日使ってほしいので、機能性はもちろん、見た目にも気に入った腹巻きを選んで、オシャレな腹巻きライフを送りましょう。

石原先生からの
メッセージ

今でこそ、医師としてカラダを温めることの大切さをお伝えしていますが、その昔は私自身、冷えまっしぐらの生活をしていました。研修医として激務に追われる中、ついに生理が止まってしまったときに、同じく医師である父・石原結實が提唱していた「体を温める」ことを実践。するとみるみるうちに元気になって、今や「腹巻き女医」として活動するまでになりました。
今は家族全員で腹巻きをして「温め生活」を送っています。
できることから始めていけば、カラダはいい方向に変わっていきます。楽しみながらカラダを温めて、毎日一歩一歩、内側から輝くキレイなあなたに近づいていってくださいね。一緒にがんばりましょう!

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