補正ナシでも盛れる!キレイに見える写真の撮影方法

自分の写真を見て「写りが悪すぎる…!」とガッカリした経験はありませんか?イベントめじろ押しの夏は、写真を撮る機会も多いもの。せっかくの大切な思い出は、最高の一枚にして残したいですよね。今回はフォトグラファーの渕上 真由さんに、写真写りをよくする方法や、撮影のコツについてうかがいました!

フォトグラファー。メンタルトレーナーとして独立後、フォトグラファーの活動も開始。2015年には“写真は人を笑顔にするコミュニケーションツール”という考えのもとフォトコミュニケーション®協会を設立、代表理事を務める。学校や企業、行政での指導のほか、メディアでも積極的に写真撮影術を紹介している。著書に『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』(サンマーク出版)

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CHAPTER 1
思ってた感じと違う…

写真写りが悪い理由

笑顔が不自然だったり、なんだか老けて見えたり…。写真写りが悪くなってしまうのにはいくつかの理由があります。改善の近道は、自分がキレイに見える角度を知ること。自分に自信が持てるようになり、表情もぐっと魅力的に!

自分の「利き顔」を把握していない

顔には左右差があり、より表情豊かでキレイに見える側の顔を「利き顔」といいます。これを理解しているかしていないかで、写りにも大きな違いが…!簡単にチェックするには、鏡の前でニコっと笑ってみて。口角がより上がっている方が利き顔です。女性の多くは、感性をつかさどる右脳の影響を受け、左側が発達しやすいといわれていますが、左右の印象の違いを自撮りで比べてみるとよりわかりやすいはず。

「シンデレラ角度」を意識していない

真正面からの撮影はのっぺりした顔に写りがち。カメラに対して斜め30度の「シンデレラ角度」を意識すると、鼻筋や頬のふくらみが際立ち、立体感のある美しい表情に見えます。ポイントはあごを引くこと。あごを引きすぎると二重あごになってしまうので、おでこを少し前に出す意識で、利き顔をカメラに向けるようにすると◎。

表情筋がこわばっている

笑顔がぎこちなかったり、笑っているつもりなのに無表情になってしまうのは、カメラを意識しすぎて表情が硬くなっているせい。また、目元のシワや肌のコンディションなどを気にするあまり、不自然な表情になってしまうこともあります。他人は自分が思うほど細かい部分まで注目していないもの。自然な笑顔こそ、その人の魅力を最大限に引き出すポイントと心得て。

CHAPTER 2
自撮りも他撮りも

キレイに写るコツ

一口に写真写りが悪いといっても「自撮りはともかく他撮りが別人」「集合写真で太って見える」などなど、撮影方法によってお悩みはさまざま。自然な笑顔のポイントに加えて、シーンごとにキレイに写るコツをご紹介します。

【自然な笑顔にするコツ】

口は「ウィ」の形に

口を「イー」の形にすると笑っているようにも見えますが、口角が横に引っ張られて表情に不自然さが残ります。口角は斜め上に引き上げる意識を。「ウィ」と言いながら上げると、キレイな笑顔の口元になります。

楽しいシチュエーションを思い浮かべる

いくら頑張って表情を作ってみても、感情が動いていないと「目が笑っていない」顔になってしまいます。うれしい、楽しい、幸せなシチュエーションや、最近食べておいしかったものを思い浮かべてみて。多幸感にあふれた、表情豊かな目になります。

眉を2ミリ上げる

目を大きく見せようとして見開きすぎるのは、違和感のある表情になるためNG。目を開くのではなく、眉を2ミリ上げるイメージを持つと、目に光が入ってナチュラルに大きく見えます。

息を止めない

撮影の瞬間、無意識に息を止めている人は多いはず。ですが、そうすると感情の流れも止まって「静止画の顔」になり、自然な笑顔になりません。呼吸しながら楽しいことを思い浮かべるのが、生き生きした表情で写るポイントです。

カメラの奥の「人」を見る

撮影時に表情が硬くなったり緊張してしまう人は、カメラという機械を見ているからかもしれません。自撮り、他撮りを問わず、カメラの奥に友達やパートナーがいると思って、その人に向かってほほえむ意識を持ってみましょう。

【自撮りのコツ】

ブレないスマホの持ち方

人さし指と小指でスマホを挟み、中指と薬指で背面を支えるようにすると、手元を固定しやすくなり、角度を変えても安定した撮影が可能になります。

自然光を味方にする

撮影は明るい窓際など、自然光が顔全体に当たる場所で。肌が明るくキレイに見えます。窓がない室内や夜間の撮影時も、できるだけ光が多い場所を選びましょう。上からの光は顔に影ができるので注意。

【他撮りのコツ】

全身を撮影する場合

背筋を伸ばし、片方の足を前に出してクロスさせます。前に出した足に少し重心を乗せるようにすると脚が長く見え、スタイルよく写ります。

2人で撮影する場合

肩を軽く寄せ、上から見てVの字になるよう、カメラに向かって体を斜めに開くと美しく見えます。

集合写真の場合

中心に向かって全員の顔が等間隔に詰まった構図にすると楽しそうな雰囲気に。レンズは端になるほど歪んで横に伸びたように見えるので、小顔に写りたいときは、できるだけ中心に近いポジションを確保しましょう。

CHAPTER 3
さらに盛れる!

プチ工夫で
写真映えアップ

写真の満足度を上げるには、ファッションやメイクを利用した視覚効果を狙うのもひとつの手。ちょっとした工夫をするだけで、写真映えが格段に違ってきます。

顔の近くに明るい色を持ってくる

トップスは、無地やシンプルな柄で、白・ベージュ・淡いピンクなどの明るい色をチョイス。レフ板効果で顔映りがよくなります。パールのネックレスやスカーフでも同様の効果が期待できます。

小顔を狙うなら髪型もひと工夫

小顔に見せたい場合は、顔まわりの髪を巻いたふんわりヘアや、おくれ毛を残したハーフアップなど、顔の輪郭が強調されにくいスタイルがおすすめ。

上気したような血色感で
美しさを底上げ

写真で美しく見えるのは、生き生きとした肌の血色感。チークとリップに肌なじみのよい色をプラスすると、ナチュラルでありながら華やかさもある印象に。普段より濃いかな、と思うくらいでOKです。

やせ見えポージングで
スタイルアップ

正面向きの体勢よりも、体の横のラインをカメラに向けるようにひねりを入れると細く見えます。女性ならバスト・ウエスト・ヒップを結ぶS字ラインが強調され、メリハリのあるスタイルに。
体の前で手を組む場合は、体と腕がぴったりくっついていると二の腕が太く見えるため、卵1個分離して。人間は立体なので、角度によって見え方が変わります。鏡を見ながら、自分が一番キレイに見える角度を探してみるとよいでしょう。

渕上さんからのメッセージ

渕上さん写真写りは、誰でも簡単に劇的に良くなります。写真写りが良くなると、人生が好転しはじめます!美しく写ることで、それまで知らなかった自分の魅力を客観的に知ることができ、自信につながっていきます。素敵に見せるためのちょっとしたコツをつかめば、写真を撮られることがもっと楽しくなるはずです。
自分らしい一枚をぜひ楽しんでくださいね!

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