ふと鏡を見ると、おでこや眉間にシワが!乾燥が気になる季節はさらにシワが目立ちやすくなり、気になりますよね。今回は、鍼灸院土門治療院院長の土門奏先生に、おでこや眉間のシワを防ぎ、やわらげる方法を教えていただきました。
鍼灸院土門治療院院長。国際鍼灸専門学校卒業後、筑波大学理療科教員養成施設卒業。大学の鍼灸治療施設で経験を積み、鍼灸院を開業。患者に美顔針を頼まれたことがきっかけで「美顔率」の研究を始める。著書に『〈黄金比率〉の魅力顔になる 美顔率』『10歳若返る「顔グセ直し」』など。
土門治療院:
http://www7b.biglobe.ne.jp/~domon/index.html
『美顔率』~お金をかけない魅力顔の作り方~:
https://ameblo.jp/biganritsu/
シワやたるみは、表面の皮膚ばかりケアしていてもダメ。本当の原因は、皮膚を支えている筋肉や靭帯、脂肪など顔の「土台」にあります。土台くずれの影響が、表面にも現れているのです。
顔全体の筋肉をマッサージでほぐし、土台を正しい位置に整えることが大切です。
土台くずれの大きな原因は、顔の筋肉を偏って使ってしまう「表情のクセ」です。よく動かす筋肉と使わない筋肉の差が土台くずれにつながります。スポーツ選手が全身を鍛えるように、顔の筋肉全体を鍛えましょう。
顔の形がみんな違うように、表情グセも人それぞれ違います。まずは自分の悪いクセを見つけましょう。自分の顔を鏡で見たり、「キレイだな」と思う人の表情をよく観察してみてください。
メイク時などに眉毛を上げて目を見開いたり、強く目を閉じるクセのある人には、おでこや眉間にシワができがち。おでこを上げないで上まぶただけを開けるように心がけましょう。
頬のたるみやほうれい線、口元のシワやたるみは、頑張っていつも口角を上げようとして力んでいる人によくできます。表情筋の位置が整えば、自然と口角が引き上がりますよ。
脳神経が衰えたというのではなく、脳が顔の筋肉に信号を送る神経が少し休んでしまっている可能性があります。
休んでしまっている神経を元気にするには、鏡を見て視覚的に筋肉の場所を確認したり、筋肉を触って触覚で確かめたり、動きの悪くなった筋肉を手でアシストして動かすなど、脳への刺激が必要です。
神経を意識しないでトレーニングすると逆効果。休んでいる筋肉を意識しないと、今動ける筋肉はより動くようになりますが、動いていない筋肉はそのまま放置されてしまうからです。アンバランスな筋力の差がますます大きくなってしまいます。
今まで動いていなかった神経は、動き出すまでに少し時間がかかります。筋肉に今までにない刺激を与えていると、そこが徐々に活性化して再び動くようになります。
顔には、一番バランスが良いとされる「美顔率」があります。この比率に近づけば近づくほど、多くの人に魅力的な顔と映ります。トレーニングで「美顔率」美人を目指しましょう。