いよいよ夏本番。日中は夏バテで体がだるいし、夜は暑さで寝付けない…。これでは睡眠不足になり、疲れが溜まる一方になってしまいます。今回は、睡眠改善シニアインストラクターの小林瑞穂さんに、寝苦しい夏を乗り切る快眠術を教えていただきました!
『快眠サロン水月~mizuki~』代表、睡眠活用の専門家・薬剤師。のべ5万人以上の「眠りの悩み」に関わり、睡眠改善=生活改善が、心と体を元気にするだけでなく、その人の毎日を前向きに豊かにしていくことを実感。オーダーメイドの改善提案だけでなく、『睡眠活用術』=『ハイパフォーマンス睡眠法』等セミナーや講座を行っている。著書に『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)など。
快眠サロン水月~mizuki~:http://mizuki-kaimin.com/
それは貯めているのではなく、溜まった疲れを回復しているだけ。睡眠不足が続いていた証拠です。早めに睡眠不足を解消しましょう。
神経質になりすぎる必要はありませんが、まずは起きる時間を揃えて睡眠のリズムをつくりましょう。
睡眠不足は日中のパフォーマンスに影響を与えます。正しい睡眠がやる気につながります。
質の高い睡眠を確保するため、そして日中を元気に過ごすために、ちょっとした工夫で睡眠は改善します。毎日の生活の中でできる簡単なことなので、ぜひトライしてみてください!
視線が気になる方は、中の見えにくいミラーレースのカーテンもよいでしょう。または、起きてすぐにカーテンを開けたり、散歩に出て朝日を浴びるようにしましょう。夏は5分以上、冬は20分以上を目安に。
心も体もリラックスさせることが、眠る前のコツです。自律神経のスイッチを休息モードにすることで、自然に眠りに入ることができます。リラックスさせるための「ゆるめるアクション」を決めるのもよいでしょう。
おすすめは入浴と深呼吸。ぬるめの温度でゆっくり湯船に浸かると、心身ともにリラックス効果が得られます。また、入浴で深部体温を上げて、その体温が下がるタイミングで横になると、スムーズな入眠につながります。深呼吸をする時は、目を閉じてみてください。
五感に訴えかけ、笑顔になるアクションがおすすめ。元気になる音楽で目覚めたり、植物に水をあげたり、好きな野菜入りのお味噌汁を飲んだりなど“好き”を取り入れましょう。しっかり体と脳が覚醒し、一日のスタートが変わります。
お湯に浸かるなら42℃で3分以内、シャワーなら43℃でササッと。元気スイッチが入ります!
昼食後のお昼寝で頭がスッキリ、午後を元気に過ごせます。ただし、20分以上寝るのは逆効果なのでNGです。
ゴーヤや梅干しなど苦味や酸味があるものは、副交感神経の働きを促してくれるのでおすすめです。