不眠も寝苦しさも解決!パジャマで快眠のススメ

暑さや湿気が原因で寝苦しいけど、エアコンをつけたままにすると冷えが気になる…実はその夏の睡眠のお悩み、パジャマで解決できるかもしれません!今回は、株式会社ワコール 広報・宣伝部の村田美紀さんにパジャマのメリットや選び方のポイント、快眠方法を教えていただきました。スエットやTシャツ、短パンはやめて、快眠パジャマ生活をはじめましょう!

ワコール入社以来、大手百貨店で10年以上下着販売員(ビューティーアドバイザー)として勤務ののち、広報・宣伝部に。接客販売で培った商品知識や女性の体の知識を広報業務や取材対応に生かしている。

CHAPTER 1
ぐっすりの決め手!

快眠パジャマ、
4つの条件

眠っている間にも、体にはさまざまな変化が起こります。その変化を受けとめ、心地良い眠りを朝までキープするのがパジャマの役割。以下で紹介する4つの条件を満たしたパジャマこそ「快眠パジャマ」と言えます。

心地良い肌触り

肌触りの良いパジャマは、スムーズな入眠を促してくれます。着た瞬間から体がリラックスし、心地良く感じる素材は人それぞれ。自分の肌になじむ素材を見つけましょう。

暑さ・寒さの不快感がない

ひと晩眠っている間に、人は約コップ1杯の汗をかくと言われています。その汗を吸い取りながらムレ感を抑えて、夏は涼しく、冬はあたたかく。湿度や温度を調整してくれるパジャマを選びましょう。

体が動かしやすい

人はひと晩に何度も寝返りを打ちます。寝返りがうまく打てないと、快眠の妨げになるため、体の締めつけが少なく、適度なゆとりのあるパジャマがオススメです。

毎日洗っても丈夫

素肌に毎日着るパジャマは、こまめに洗って清潔にしておきましょう。 繰り返し洗濯しても型くずれしにくく、お手入れがしやすいのもポイントです。

CHAPTER 2
Tシャツ短パンを卒業!

快眠パジャマの選び方

快眠パジャマの条件を知ったら、自分が本当に「気持ちがいい」と感じられるパジャマを選んでみましょう。

素材の選び方

夏の暑い時期は、表面に波状のシボ(しわ模様)があり、肌にまとわりつきにくくさわやかな風合いの「サッカー生地」や、汗などでベタつきにくくサラッとした肌ざわりが人気の「リップル生地」、すばやく汗を吸ってすぐに乾く「吸汗速乾素材」などを使ったパジャマを選ぶと快適です。

形の選び方

通年活用できる快眠パジャマは、腕周りが大きく、寝返りしても突っ張らないゆとりがあり、お腹周りがラクなものがベスト。夏は、半袖+やや短い丈のパンツ、袖口や襟のあきが大きいものを。風通しが良く、熱を溜め込まないものを選びましょう。

ナイトブラはつけたほうがいい?

寝返りを打った時のバストの動きや、仰向けに寝た時にバストが広がったり、パジャマとバストの摩擦が気になったりするなど「バストが妨げになって熟睡できない」と感じたことがある方も多いのでは?
また、昼用ブラは立位のバストを支えるのに最適な構造を持つブラなので、睡眠時には専用のナイトブラでサポートしてあげたいもの。体もバストもゆっくりと休ませて心地良く眠るためにも、ナイトブラはオススメです。快眠パジャマとともに身につけると、安心してぐっすりと眠れますよ。

CHAPTER 3
寝ている間も抜かりなく!

キレイを守る
快眠メソッド

快眠パジャマを準備したら、心地良く眠るための睡眠法も押さえておきましょう。キレイを守るためによく眠ることができるためのメソッドをご紹介します。

Q
お風呂上りに着るから、パジャマはそんなに洗わなくても大丈夫?
A
パジャマは頻繁に洗濯して清潔に
睡眠時は皮膚の新陳代謝が活発になり、汗や皮脂がたくさん分泌されます。そのため、寝返りを打つと汚れがパジャマの繊維に入り込み、下着よりも汚れてしまっている場合も。汚れをそのままにしておくと、次の汚れの吸収の妨げにもなるので、パジャマや寝具は常に洗濯して、清潔にしておきましょう。
※ワコール『すやすや部』/生活環境のスペシャリストに聞く! 全6回睡眠スペシャルインタビュー⑤より
Q
ベッドに早めに入って読書やスマホで“眠り待ち”したほうが良く眠れる?
A
眠らないのに
ベッドにいる時間をつくるのはNG
ベッドの上でスマホを使うと、脳は「ベッドは画像を見る場所だ」と覚えてしまいます。すると、次にベッドに行く時には、脳はできるだけ画像を見やすいように準備をして臨むことに。ベッドの上で本を読んだりスマホを見ることは控え「ベッド=寝る場所」と脳に覚え込ませることが大切です。
※ワコール『すやすや部』/毎日を充実させる睡眠の法則①より
Q
規則正しく就寝時間をそろえたほうが快眠できる?
A
就寝時間ではなく
“起床時間”をそろえるのが正解
脳は、朝の光を浴びて16時間後(子どもは14時間後)に眠くなる仕組み。寝だめをした日の夜は、いつもの時間に就寝しても寝つけないことがありますよね。起きる時間が遅れると眠る時間も遅れるため、しっかり眠りたい日でも起床時間をそろえて、寝る時間を早くすると良いでしょう。
※ワコール『すやすや部』/毎日を充実させる睡眠の法則③より

村田さんからのメッセージ

健やかな生活に欠かせない「眠り」。上質な睡眠は、自分の知らない間に自分の体と心を支えてくれています。また、心地良い眠りを促す大切な役目を担うのが、快眠パジャマです。寝る前にパジャマに着替える習慣は、体と心を休ませるスイッチのひとつになります。眠りとパジャマの大切な関係を知っていただき、ぐっすり眠ってすっきり目覚める、心地良い毎日を送っていただけるとうれしく思います。

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