オシャレにショートブーツを履くために…キュッと引き締まった足首を手に入れよう!

冬でも意外と見られているパーツ「足首」。厚着をして露出するパーツが少ない分、足首は案外目立つものです。トレンドのガウチョパンツやショートブーツ、女子必須のハイヒールだって、細い足首で履きこなしたいアイテムですよね。今回は、美脚トレーナーの久 優子さんに、すらりとした足首のためのマッサージやエクササイズなどをご紹介いただきました。この冬、美しい足首を目指してみませんか?

Profile
久 優子(ひさし ゆうこ)さん

完全紹介制ボディメンテナンスサロン「美Conscious〜カラダ職人〜」代表・美脚トレーナー。脚のパーツモデルを経て、ホリスティック医学の第一人者・帯津医師に師事。予防医学健康美協会・日本リンパセラピスト協会・日本痩身医学協会の認定を受け、講師としても活動。その後独自に研究を重ね、-15kgのダイエットに成功した経験を生かし、「足首」「リンパ」ケアをもとに全身を整える美メソッドを確立。美脚づくりはもちろん身体のバランスを整えるサロンとして有名人のファンも多い。著書に「1日3分!足首まわしで下半身がみるみるやせる」(PHP研究所)、「脚からみるみるやせる2週間レシピ」(宝島社)、などがある。

CHAPTER 1
固い、冷たい、だから細くならない!

足首の
セルフチェック

長時間同じ体勢でいたり、運動不足やむくみを放置することで、足首の血液やリンパの流れが悪くなります。そうすると、足首が固く・冷たくなってしまうだけでなく、足首を動かせる範囲が狭くなってしまいます。この「固い・冷たい足首」の状態が、美脚作りの妨げになるのです。まずは、自身の足首の状態をチェックしてみましょう。

足首の
セルフチェック

  • 足首やふくらはぎを触ると冷たく、いつも冷えている
  • くるぶし周りがゴリゴリして、触ると痛い
  • 段差がないところでつまづく
  • 仰向けになり親指で円を描くように足首を回すとスムーズに動かせない
  • 足の指でグーチョキパーができない
  • 長時間正座ができない

足首が細くならないのは
靴のせいかも!?

足にフィットしていない

バランスを取ろうとして余分な脂肪・筋肉が付き、脚が太くなったり、O脚やX脚になってしまう可能性も。

サイズがきつい

足の筋肉が衰え、血流が悪くなり代謝がスムーズにいかないため、むくみの原因に。

サイズがゆるい

外反母趾の原因やひざや股関節にも影響が出てくるため、脚全体が太くなることも。

久さんからの
ワンポイントアドバイス

重力の関係で、心臓からいちばん遠い足首の血流が悪くなってしまうのは仕方がないことです。しかし、足首をケアすることで全身の血流がよくなり、リンパの流れもよくなります。足首をやわらかくすることが、美しい足首への第一歩なのです。

CHAPTER 2
足首をゆるめて、引き締まった足首に

1日3分!足首まわし

足首が固く冷えている人、美しいくびれた足首や美脚を手に入れたい人におすすめなのが、1日3分の「足首まわし」です。足首の関節をゆるめることで、血液やリンパの循環がよくなり、脂肪も燃焼しやすくなります。

  1. Ⓐ足の指の間に手の指をしっかり入れること。
  2. Ⓑ親指は、老廃物を押し出すイメージでくるぶしの横に当てること。

足首まわしの基本姿勢

  1. ①リラックスして床に座る。
  2. ②右足の膝の少し上に、左足のかかとを置く。
  3. ③左足の足首を左手でつかむ。

足首のまわし方

  1. ①つま先を真っすぐ伸ばす。
  2. ③まずは足の親指だけを大きな円を描くように回す。
  3. ③足の指と指の間に手の指を奥までしっかり入れて握り、足首を大きく回す。時計回りに5回、反時計回りに5回、なるべく大きく回していく。
  4. ④つま先を外側へ倒し、足裏をストレッチ。気持ちいいと感じるところまで倒す。
  5. ※①~④を左右の足で3セット以上行いましょう。

久さんからの
ワンポイントアドバイス

足首まわしを行うと、足首、ひざ、骨盤などの関節がゆるむため、全身の骨格を調整することもできます。骨格が整い、ゆがみが軽減することで自然と体が軽く感じるようになります。また、血液やリンパの流れがスムーズになるので、脚やせだけでなく内臓の働きもよくなり、全身がほっそりと引き締まっていきます。

CHAPTER 3
足首まわしと合わせると◎!

美脚の仕上げ
足裏マッサージ

足首を回すことで関節が柔軟になり、血流やリンパの流れがスムーズになります。そこにマッサージを加えれば、重力とともに足先に溜まってしまった老廃物を排泄しやすくなります。より健康的で美しい足首・美脚のために、ぜひ足首まわしと一緒にマッサージも行ってください。

  1. Ⓐ湧泉は、足の指5本を内側に曲げるときにできるくぼみにあります。尿道と膀胱のツボの位置も確認しましょう。
  2. Ⓑ足の裏にアーチを描きながら、3点のツボを指で圧をかけるように通過させましょう。

足裏マッサージの基本姿勢

足首まわしと同じ姿勢で床に座ります。ゴリゴリして痛みがあるかもしれませんが、足裏に溜まった老廃物を流すイメージで、マッサージしながらほぐしていきましょう。

足裏マッサージの方法

  1. ①指のすべりがよくなるように足裏にクリームをたっぷり塗り、「湧泉(ゆうせん)」というツボを押すⒶ 。
  2. ②湧泉から足の親指と人差し指の間まで、上に向かって押し進める。ここは特に老廃物が溜まりやすい部分。ハイヒールを履く人は丁寧に。
  3. ③②の位置からかかとに向けて、指の腹で圧をかけながら流す感じで押し進める。尿道、膀胱のツボ(反射区)があるのでしっかり圧をかけて、老廃物の通り道Ⓑを作るイメージで。

久さんからの
ワンポイントアドバイス

私自身、足首まわしにマッサージを加え始めてから、マッサージ後のトイレの回数が激増し、翌日の足が軽く、ほっそりしたことに驚きました。

CHAPTER 4
ほんの少しのやる気と習慣を

足首と美脚のための
アドバイス

美しい足首と美脚を手に入れるためには、ほんの少しのやる気と習慣が必要です。久さんに、足首まわしが効果的に行えるようにアドバイスをいただきました。

足首まわしの効果的な時間帯は、朝と夜

いつでもできますが、朝と夜をおすすめしています。朝に行うと靴を履いた時の締め付けがゆるやかになります。夜はお風呂に入りながらか、お風呂あがりが◎。翌朝の足の軽さが違ってきますよ。

まずは毎日3分間、続けてみてください

足の疲れはその日のうちに取り除きたいものですが、忙しい毎日では簡単なことではありません。まずは3分間から始めてください。24時間のうち3分間の時間は、きっと作れるはずです。

理想の足首や脚をイメージして

イメージトレーニングはとても効果があります。私の場合は、理想のフィギュア像と自分の写真を並べて飾り、理想に一歩でも近づくように毎日イメトレしながら足首まわし&マッサージを行っていました。

毎日の習慣にしてしまうのが長続きのカギ

足首まわしをした翌日は足が軽くむくみもないので、その効果を感じることができたら自然と続けたくなるものです。歯磨きや洗濯と同じように習慣化することで、逆にやらないと気持ち悪くなってしまうくらいになるといいですね。

久さんからの
メッセージ

「きれいに年を重ねたい」というのは、女性の共通の願いではないでしょうか。きれいになるためにプロに任せるのも大事ですが、自分の体は自分でケアすることもできるのです。
正しい知識に基づいて体の構造を理解し、体の土台である足首や足をケアして、美しい足首と美脚を手に入れましょう。足首が柔軟になれば美脚になり、誰でもバランスの取れた美しい体になれるのです。1日3分の足首まわしを、ぜひみなさまの美習慣にしてみてくださいね。

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