みだしなみ時間でキレイが加速!楽ちん♪ ハミガキ美人

毎日のみだしなみ時間が美容にもいい時間になったら、とってもステキで効率がいいですよね。今回は、歯科医師の関有美子先生に、正しい歯ミガキ方法や歯ブラシの選び方、歯ミガキの時間にできる、顔の表情筋を鍛える舌トレーニングを教えていただきました。顔のむくみやたるみ、二重あごなどが気になる方はぜひ試してみてくださいね!

Profile
関 有美子先生

東京医科歯科大学卒業後、同大学院に進む。現役の歯科医師でありながら、美容関連の仕事をしていたこともあり、特に女性の美にこだわりをもち審美歯科を中心に「治すだけでなく前よりも美しく」という考えを元に歯科医療に携わっている。患者さんと接するうちに自らの歯科医師としての知識とエステティシャンや読者モデルとしての美容の知識を融合した独自の小顔メゾット「舌トレ(タントレ)」を考案。

CHAPTER 1
歯ミガキでキレイになるって本当?

口もと美人は
笑顔美人

笑顔がステキな女性って憧れますよね。キレイな笑顔を作るには、口元のケアが欠かせません。せっかく魅力的な笑顔でも、歯が美しくないとその魅力は半減してしまいます。きちんと歯ミガキをすることで、ステキな笑顔で過ごしましょう。

自信を持って笑顔になれる

歯がキレイだと、自然に笑うことができます。白く輝く歯が、自信を持って笑顔になれる第一歩です。1日3回の歯ミガキはもちろん、フロスやマウスウォッシュを使って歯をキチンとケアしましょう。

口臭を気にせずハキハキ話せる

口臭が気になると、笑顔どころか会話をするときもオドオドとしてしまいがちです。歯ミガキをこまめにすることで、見た目はもちろん、お口の中からキレイでいられますね。

フェイスラインがスッキリする

歯ミガキをするときは、必然的に顔の筋肉も動かすことになります。少し大げさに口を開けてみたり、後にご紹介する舌トレーニングを組み合わせることでさらにお顔がスッキリとしますよ。

しっかり味わえて、食べ過ぎを抑える

歯ミガキでお口の中をキレイにしておくと、食事もおいしく感じられます。また、食前に歯ミガキをすることで食べ過ぎを防いでくれることも…!白い歯や口臭以外にも、歯ミガキのメリットはたくさんあります。

関先生からの
ワンポイントアドバイス

毎日のことだからこそ、漫然と行わずに意識的に歯ミガキをするように心がけると、口元に意識が向いて、歯を積極的にキレイにしようという気持ちになりますよ。

CHAPTER 2
歯ミガキで美人をつくる!

正しい歯ミガキは
キレイのスタートライン

毎日歯ミガキをしていても、正しい方法でなければキレイには近づけません。笑顔もフェイスラインも美しくなるために、正しい歯ミガキ方法をマスターしましょう!

①いつ?

歯ミガキは食後30分後がベスト。また、夜の歯ミガキはお風呂の鏡で歯をチェックしながら入浴中にするのがおすすめです。さらに新陳代謝が高まるので唾液がたくさん出て、口の中を清潔に保ってくれるのもうれしいですね。

②どのくらい?

重要なのは、時間よりもきちんと正しい歯ミガキをして、汚れを落とせているかどうか。③の方法をチェックしておきましょう。しっかりキレイにするには、5分ほどが目安になります。

③どうやって?

歯ブラシは歯に対して45度に
歯と歯茎の間は汚れが溜まりやすい部分。歯ブラシを45度に当てて汚れをかき出すイメージで、小さく横に動かしましょう。力の入れすぎはNG!
磨く歯の順番を決める

歯を磨く順番を決めておくと、磨き忘れがなくなり、「今、この歯を磨いている」という意識も高まるので歯ミガキの質がアップします。

デンタルフロスはマスト

歯と歯の間は歯ブラシではどうしても届かない部分があります。デンタルフロスでその部分の汚れもしっかりと取り除いてあげましょう。

関先生からの
ワンポイントアドバイス

歯を磨く時間を長く取ればいいというわけではありません。歯を磨く時間は5分程度にして、もっとキレイにされたい方はデンタルフロスなどで歯のケアを行いましょう。

CHAPTER 3
ちゃんと選んで歯ミガキ効果UP!

自分に合う
歯ブラシの選び方

みなさんは、どのように歯ブラシを選んでいますか?正しい歯ミガキに、自分に合った歯ブラシは必須です。磨き方のクセなども考慮して、歯ブラシを選んでみましょう。

硬さの選び方

基本は「ふつう」をお選びいただいて問題ないのですが、手に力が入りにくい方やご高齢の方など、ブラシを歯にうまく押し付けられない方は「かため」がおすすめです。逆に、強く押し付けてしまう方は、「やわらかめ」がいいですね。ブラッシングにかける圧によってブラシの固さを選びましょう。

持ち手の形

持ち手にもカーブや太さなどいろいろな違いがあります。カーブが強すぎると奥歯が磨きにくいものもありますが、いろいろ試してみて、「コレだ!」と思うものを見つけましょう。持ち手に丸みがあるほうが手になじみますし、ネックが細すぎると力が伝わりにくいので、こちらも参考にしてみてください。

ヘッドのブラシの形

大きさはなるべくコンパクトなものがベスト。小さく横に動かして磨くため、小回りがきくもの選びましょう。ブラシの切り口は平らなものがおすすめです。毛先がギザギザしているものは、歯の接着面が均等にならないため、お掃除もムラになることがあります。

歯ミガキアイテムの
ポイント

歯ブラシは月1回交換を

毛先が開いた歯ブラシは、汚れを落とす力がどんどん弱まります。月に1回を目安に交換しましょう。

デンタルフロスの選び方

歯間の掃除に欠かせないフロス。慣れない方は、使いやすい歯間ブラシを、糸の種類が選べる糸巻きタイプは慣れた方におすすめです。

関先生からの
ワンポイントアドバイス

毎日のことですから、歯ブラシの選び方は重要です。一番のおすすめは歯医者さんに選んでもらうことです。歯の治療の際にアドバイスをもらうのもいいですね。

CHAPTER 4
歯ミガキ時間に小顔をつくる!

舌トレーニングで
お顔持ち上げ!

舌をトレーニングすることで、表情筋と深層筋の両方が鍛えられ、脂肪が老廃物とともに流れやすくなり、スッキリとした若々しいお顔になれます。1日3回、ハミガキの前後で行ってみましょう。

舌の上げ下げトレーニング

  • ① あごを天井に突き出し、
    鼻に向けて舌を出す

    あごをグッと上に突き出し、天井を見るイメージで首を後ろに倒します。首の前側の伸びを意識し、舌先で鼻に触れるイメージで舌を伸ばします。

  • ② そのままの状態キープで
    舌をあご先へ下げる

    顔は①の状態のまま、舌をあご先に触れるイメージで思い切り伸ばします。
    この舌の上げ下げを5回、交互に繰り返しましょう。

ニコニコ顔トレーニング

  • ① 口を「ら」の形にして
    舌を口の上につける

    口を「ら」の形にして、口角を上げます。口の形を崩さず、舌を口の上にしっかりとくっつけます。

  • ② そのままの状態キープで
    下あごだけ動かす

    口の形と舌は①の状態のまま、口角を上向きキープしながら下あごだけ上下に動かします。上あごと舌は動かさずに①と②を5回繰り返しましょう。

「ほ」の字の口トレーニング

  • ① 顔を上下に伸ばして
    口を「ほ」の形にする

    口を思い切り「ほ」の形にして目を大きく見開きます。唇の上下を内側に巻き込むイメージで前歯を隠します。

  • ② そのままの状態キープで
    舌で左右の頬を押す

    口は①の状態のまま、舌で左右の頬を力いっぱい押します。左右5回ずつ繰り返し行いましょう。

舌トレーニングの
ポイント

1日3回、歯ミガキのときに

朝昼晩の歯ミガキのときに、時間を空けて行いましょう。やりすぎると肌への負担が大きくなります。

鏡を見て行うこと

慣れないうちは鏡を見ながら、バランスが崩れないようにチェックしながら行いましょう。

お水を飲んでリラックスして

老廃物の排出を促すのでお水を多めに摂りましょう。リラックスして力まずに行いましょう。

関先生からの
メッセージ

私は幼い頃から顔にコンプレックスがありました。そのせいもあり、歯科大生時代は顔の筋肉や骨の仕組みを徹底的に学びました。特に解剖の授業では、顔の形や大きさは生活習慣の影響も多大に受けていることを実感しました。
また、研修医時代は美容オタクが高じてエステティシャンの資格を取り、サロンでお客様に施術もしていました。
「舌トレーニング」は歯科医として学んだ知識とエステティシャンで身につけた経験から生まれたものです。
もっとキレイに、若々しく過ごすためにも、毎日の歯ミガキと合わせて1日3回、ぜひ実践してみてくださいね。

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