お米を育む
大地と四季
FOUR SEASONS

ライスフォースは四国の香川県で生まれました。
讃岐山脈を起源とする水は肥沃な平野に栄養を与え、この土地で独自の米文化を育んでいます。
偉大な自然に支えられ、ライスフォースはつくられています。

SPRING

苗づくり

長い冬が明けた野山では、春の到来を喜ぶように植物や虫たちが活動を始め、あちこちで春の息吹を感じます。
田んぼでは、冬の間に土の中でじっくりと力を蓄えていた菜の花の種がいっせいにその芽を伸ばし、やがて田んぼ一面を埋め尽くすように黄色い花を咲かせます。

満開の桜と菜の花が織りなす春の美しい田園風景をずっと眺めていたいのですが、この菜の花の力を活用するのが私たちの特別栽培米。化学肥料を使わない農法のため、草花も貴重な肥料となります。
自然の恩恵に感謝し、刈り取った菜の花を土の中に混ぜて栄養を閉じ込めたら、米づくりの始まりです。

1枚1枚丁寧に土を入れた苗箱に、水に浸しておいた種もみをまき、約20日間、毎日水を与えながら苗の生長を見守っていきます。

初夏 EARLY SUMMER

田植え

梅雨に入り、川やため池が雨水を満々とたたえる頃、田んぼの景色はいっせいに変わります。
降水量の少ない香川県にとって、水は貴重なものです。限られた資源を上流と下流で平等に分け合うために、先人たちが造り上げた水路は、まるで迷路のよう。
張り巡らされた水路を通って、田んぼ一枚一枚に水が入っていく様子は、まるで機械化されているように感じるほど緻密であり、古くから続く日本の美しい精神文化の現れとも言えます。

皆で分け合った大切な水が引かれた田んぼに、10~15cmに育った苗を植えていきます。
田植えの後は病気や害虫、雑草の被害から稲を守らなければなりません。こまめに畦の草刈や、田んぼの水量調節をしながら、稲を育てていきます。
水を張った田んぼで、蛙が毎晩大合唱を繰り広げる、とても賑やかな季節でもあります。

SUMMER

水の管理

夏は稲の茎が増え、大きくなる季節です。水の調整と天気が最も重要で、毎日天気予報を気にしなくてはいけません。
雨が少なければ稲が充分に生長せず、また日照不足は穂のつき方に大きな影響を与えます。

茎の増える時期が終わると、10日程度、田んぼを乾かす「中干し」を行います。
水を抜くことで空気中の酸素を土の中に取り入れ、根腐れを防ぎます。根が強くなった稲は、夏の太陽の光ですくすくと生長し、田んぼは一面青々と茂ります。

AUTUMN

稲刈り

台風が最もよく発生する9月、稲はその茎を太くまっすぐのばして健気にその強風に耐えます。

台風シーズンを過ぎ、稲が黄金色に変わり、穂に実がぎっしりつまってその重さで垂れ下がってきたら、刈り取りのサイン。
たわわに実った穂から、もみを一粒も余すことなく丁寧に収穫していきます。
その後、もみを覆うもみがらだけを取り除けば玄米に、さらに精米すると白米になります。このお米が、ライスパワーエキスの原料となっています。

WINTER

有機肥料による土づくり

収穫を終えた田んぼはすぐに来年に向けて準備を始めます。
健康な稲で美味しいお米を作るためには、多くの栄養が必要です。

現代では一般的に様々な技術で開発された化学肥料を使って田んぼの地力を回復させますが、特別栽培では有機肥料のみを使用するため、自然の恵み溢れる「たい肥」で土に栄養を与えます。
たい肥は、牛の糞にもみがらやおがくずを加え、微生物の力で発酵させることで作られています。また、田んぼで育った稲わらを食べた牛が、新たな稲を育むための栄養をもたらす、循環型農業のひとつでもあります。
田んぼは、より丈夫な稲を育むための力を蓄えられるよう、来年の米づくりに備えて冬の間しばしの休みに入ります。春に美しい花を咲かせる菜の花の種を地中にまくのもこの頃です。

冬を越え、
また春へ

四季の巡りと共に、ライスフィールドプロジェクトの取り組みは続いていきます。

ライスフォースについて

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