スキンケアの順番!朝と夜の目的の違いとポイント

2025.06.09

10分

スキンケアの順番!朝と夜の目的の違いとポイント

「肌が乾燥する」「ニキビを繰り返してしまう」という悩みを抱えている人は、スキンケア方法が間違っているかもしれません。実は、朝と夜では目的が異なり、スキンケアアイテムが変わってきます。

本記事では、朝と夜のスキンケアの順番を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。適切なケアをおこなうことで、うるおいのある肌を目指せます。

朝と夜でアイテムが変わる?スキンケアの目的の違い

スキンケアアイテムが朝と夜で異なる理由は、以下のようにそれぞれの目的が違うからです。

時間帯目的ポイント
守る・睡眠中の皮脂汚れや汗、ホコリを洗い流す
・紫外線や大気汚染から肌を守る
・日中の乾燥から肌を保護する
整える・ 一日の汚れをしっかり落とす
・メイクの汚れをしっかり落とす
・乾燥ダメージを受けた肌を整える

朝のスキンケアは、紫外線や乾燥などの外的ダメージから肌を守ることが主な目的です。一方、夜のスキンケアは、一日中受けた乾燥ダメージをケアし、肌をしっかり整えるのが目的です。

【朝のスキンケア】肌を守るための順番とポイント

ここからは、朝のスキンケアをおこなう順番を紹介します。

【朝のスキンケア】

  • 洗顔
  • 化粧水
  • 美容液
  • クリーム
  • 日やけ止め

①洗顔

起床時の肌は、一見汚れていないように見えますが、実は寝ている間にも皮脂や汗をかいています。朝の洗顔は、夜の間に付着した顔の汚れや、余分な皮脂を落とすためにも大切なステップです。

まず、ぬるま湯で顔をくぐらせて肌をやわらかくしてから、しっかり泡立てた洗顔料で優しく包み込むように洗います。ゴシゴシと擦るのではなく、泡の力で汚れを浮かせるイメージでおこなうことがポイントです。そして、すすぎ残しがないように洗顔料を落とし、清潔なタオルで優しく押さえるように水分をふきとりましょう。丁寧な洗顔をおこなうことは、次のステップに進むための土台となります。

②化粧水

洗顔後は、肌が乾燥する前にすぐに化粧水をつけましょう。化粧水は肌のキメを整える役割があります。手のひらに適量の化粧水を取り、両手で顔を包み込むように10秒程ハンドプレスで優しく押さえるのがポイントです。

ハンドプレスによって、化粧水の成分をしっかりと角質層まで浸透させ、肌に十分なうるおいを与えられます。

③美容液

美容液は、肌の悩みや肌トラブルに働きかけて集中的にケアする役割があります。使用する際は、メーカーが推奨している適量を手のひらに取り、軽くなじませてから肌に乗せましょう。そして、優しく肌に押し当てるようにすると、美容液の成分が角質層まで浸透しやすくなります。

美容液は基本的なスキンケアに比べて、プラスαとして肌にうるおいを与えるため、とても大切な化粧品です。自分の肌状態や悩みに合わせた商品を選ぶことで、正しいケアができます。

※乾燥など

④クリーム

スキンケアの仕上げとしてクリームを塗ります。油分が含まれたクリームは、化粧水で角質層に浸透させたうるおいの蒸発を防ぐためのフタ代わりとなり、バリア機能をサポートしてくれます。

化粧水と美容液で肌がしっとりしていても、それだけでは時間の経過とともに水分が蒸発してしまうため注意してください。クリームの油分で肌表面を包み込み、うるおいをしっかりと閉じ込めることが大切です。

⑤日やけ止め

最後に忘れてはならないのが、紫外線対策です。スキンケアの後には、必ず日やけ止めを塗りましょう。紫外線はシミやシワなどの原因になってしまうため、年間を通して対策が必要です。

特に、紫外線を徹底的にガードしたい場合は、日やけ止めを塗った後、さらにUVカット数値の高い化粧下地を使うのがおすすめです。また、日中は汗や皮脂で日やけ止めによる紫外線効果が薄れていくため、こまめにメイクの上から重ね塗りできるアイテムを使いましょう。

【夜のスキンケア】1日の頑張りをねぎらうための順番とポイント

夜は日中に受けた乾燥ダメージをケアするために、以下の順番でスキンケアをおこなってください。

【夜のスキンケア】

  • クレンジング
  • 洗顔
  • 化粧水
  • 美容液
  • クリーム

①クレンジング

メイクをして外出した後は、皮脂や外気の汚れが付着しているので、夜は必ずクレンジングで汚れを落としましょう。クレンジングは、あまりにも短すぎると汚れが十分に落ちず、長すぎると必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるため、1分程でおこないます。

適量のクレンジング剤を手に取り、優しくマッサージするようにして肌になじませましょう。クレンジング剤が肌になじんだら、お湯でよく洗い流します。

②洗顔

クレンジングの後に洗顔をするのが基本です。肌の部位によって皮脂の分泌量が異なるため、以下で洗顔の順番も押さえておくと良いでしょう。

【顔の部位を洗う順番】

  • 皮脂の分泌が活発なTゾーン(額や鼻周り、あごなど)から洗い始める
  • 乾燥しやすい頬や目元・口元を洗う

洗顔の際は、肌をゴシゴシ強く擦らないよう注意してください。肌を傷つけたり、必要な皮脂まで落としすぎたりすると、肌荒れの原因になります。

③化粧水

朝のスキンケアと同じで、洗顔後は化粧水でたっぷりとうるおいを与えることが重要です。肌が清潔な状態のときに化粧水を使うことで、成分が角質層まで浸透しやすくなります。

特に紫外線を多く浴びて乾燥してしまった日は、化粧水をたっぷり含ませたコットンパックがおすすめです。5分程度のパックタイムを設けることで、乾燥ダメージを受けた肌へ集中的に水分を補給できます。

乾燥が気になるときは高保湿タイプの化粧水、ニキビや吹き出物のような肌荒れを防ぎたいときは、薬用タイプの化粧水を使うのがおすすめです。

④美容液

化粧水の後に、美容液を塗ることで、乾燥やシワ、くすみなどのエイジングサインにアプローチできます。美容液は肌を整えてくれるので、できるだけ毎日取り入れるのがおすすめです。

※乾燥による肌印象

⑤クリーム

スキンケアの仕上げには、クリームを使って成分のうるおいをすべて肌に閉じ込めることが大切です。特に睡眠中は肌が乾燥しやすい環境にあるため、保湿力の高いクリームでフタをすることで、化粧水や美容液で与えたうるおいが逃げるのを防ぎます。

特に、皮膚が薄い目元や口まわりは、夜寝ている間に水分が蒸散してしまい、朝起きたら乾燥していることがよくあるため、重点的にクリームを塗ることを意識してみてください。

スキンケアの順番に関するよくあるQ&A

スキンケアの順番に関して多くの人が疑問に思っていることをまとめました。

肌質や肌の悩みでスキンケアの順番は変えるべき?

基本的には、先述したスキンケアの順番から変える必要はありません。肌質や肌の悩みに合わせて調整するのは、使用するアイテムです。肌の悩みに合わせて、それぞれ使い分けましょう。

スキンケアの順番の間隔はどれぐらい空けたらいい?

化粧水や美容液を塗った後、30秒〜1分ほど時間を置いて肌になじませてから次のステップに進むことをおすすめします。成分を角質層までしっかりと浸透させることで、次に使う美容液やクリームが素早く肌になじむでしょう。あまり長く時間を空けすぎると、反対に水分が蒸発してしまうこともあるので注意してください。

朝のスキンケア後、すぐにメイクしても大丈夫?

メイクする前に、成分がしっかりと肌になじんでいることを確認しましょう。べたつきが気になる場合は、ティッシュオフで余計な油分を取り除くと、メイク崩れしにくくなります。ただし、強い力で押さえると、せっかく与えた成分まで取ってしまうので注意しましょう。

朝夜のスキンケアの順番を守って健やかな肌を!

スキンケアは朝と夜で目的が異なり、それぞれに適した順番があります。朝は「守る」を重視し、夜は「整える」ことに重点を置くことが大切です。

基本は「クレンジング(夜のみ)→洗顔→化粧水→美容液→クリーム→日やけ止め(朝のみ)」の順番で、薄いテクスチャーから濃いテクスチャーへと変えていくのがコツです。
自分の肌質や季節に合わせてアイテムを選び、正しい順番で丁寧にケアすることで肌を健やかに保てるでしょう。

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