クレンジングとは?洗顔との違いや正しいステップをマスターしよう
2025.05.19
10分

クレンジングはスキンケアの土台となる重要なステップですが、「正しいクレンジング方法がわからない」「クレンジングのあとに洗顔は必要?」など、正しい手順や使い方を知らない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、クレンジングの基礎知識や肌タイプ別の選び方を詳しく解説します。健やかな肌づくりに役立つクレンジングや洗顔の正しい手順についても紹介するので、日々のスキンケアの参考にしてください。
目次
クレンジングとは?肌に優しくキレイにするための基本
クレンジングとは、メイクを落とすためのスキンケアアイテムです。
化粧品にはメイク崩れを防ぐため、油性の成分が多く含まれています。また、肌に密着させる目的で細かい粒子を使用しているアイテムも多いため、水ですすぐだけでは落とし切れない場合があります。そこで役立つのが、肌への摩擦を避けながら汚れを浮かせて洗浄できるクレンジングです。
正しいクレンジング方法を身につけることで、肌に負担をかけずにメイクを落とすだけでなく、毛穴の黒ずみ※や詰まりのケアなども同時におこなえます。
※古い角質によるもの
どう違う?クレンジングと洗顔の違い
クレンジングと洗顔はどちらも肌の汚れを落とす目的でおこなうスキンケアですが、それぞれの役割や落とす汚れの種類が異なります。
スキンケアの種類 | 役割 |
---|---|
クレンジング | メイクや毛穴に詰まった皮脂汚れなど、油性の汚れを落とす |
洗顔 | 汗や古い角質など、水性の汚れを落とす |
クレンジングと洗顔は、オフできる汚れのタイプが異なります。また、汚れを落とすための洗浄成分も両者で異なるため、アイテムの特性を理解せずに誤った使用を続けると、予期せぬ肌トラブルの原因となるため注意が必要です。
クレンジング後のダブル洗顔、やっぱり必要?
クレンジングで油性の汚れを落としたあと、落とし切れなかった汚れや水性の汚れをしっかりオフするために、基本的には洗顔をおこないましょう。クレンジングと洗顔をおこなうことは、ダブル洗顔と呼び、肌トラブルを防ぐうえで重要な役割を担っています。
ただし、乾燥肌や敏感肌の人は、必要以上に肌を洗いすぎると適切な水分量を保持しにくくなる可能性があります。肌質上できるだけダブル洗顔を避けたい場合は、ダブル洗顔不要のクレンジング剤や刺激の少ない洗顔料などを使って、肌に負担をかけずに汚れをオフできるアイテムを選びましょう。
クレンジングと洗顔の正しいステップをマスターしよう
スキンケアの基本であるクレンジングと洗顔は、間違った方法でおこなうと肌トラブルの原因となりえます。これから紹介する正しいステップを確認し、毎日のスキンケアを見直してみましょう。
クレンジングのやり方
ここでは、クレンジングの正しい方法を7つのステップに分けて解説します。
【クレンジングのやり方のステップ】
- ステップ1:
手を洗い清潔にする - ステップ2:
ポイントメイクを先に落とす - ステップ3:
適量だけクレンジング剤を手に取る - ステップ4:
クレンジング剤を人肌程度に温める - ステップ5:
クレンジング剤を肌に優しくなじませる - ステップ6:
ぬるま湯ですすぐ - ステップ7:
清潔なタオルで優しく水気を取る
ステップ1:手を洗い清潔にする
まずは手についた雑菌や汚れを洗い流します。不衛生な手で顔に触れると肌荒れを引き起こすリスクが高まるため、手の汚れは最初にしっかりと洗い流しましょう。
ステップ2:ポイントメイクを先に落とす
アイメイクやリップメイクなどは、クレンジングだけでは落とし切れない場合があります。専用のリムーバーを使って、こすらず優しく馴染ませながらオフしてください。
ステップ3:適量だけクレンジング剤を手に取る
使用するクレンジング剤の量が少なすぎると摩擦が増え、肌への負担が大きくなります。商品ごとに推奨される量が異なるため、1回の適量を確認してから手に取りましょう。
ステップ4:クレンジング剤を人肌程度に温める
クレンジング剤は顔にのせる前に、まずは手のひらで軽く温めましょう。人肌程度に温めることで肌馴染みが良くなり、メイク汚れをスムーズに浮かせられます。
ステップ5:クレンジング剤を肌に優しくなじませる
クレンジング剤は指先や手のひら全体を使って、顔全体に優しく広げましょう。全体に馴染んだら、途中で少量の水を加えて乳化させてください。乳化させることで、メイク汚れを含んだクレンジング剤をきれいに落としやすくなります。
ステップ6:ぬるま湯ですすぐ
体温に近い温度のぬるま湯で、こすらず丁寧にすすぎます。温度が高すぎると肌の水分が失われやすいため、お湯の温度には注意が必要です。
ステップ7:清潔なタオルで優しく水気を取る
最後は、清潔なタオルを肌に押しあてるようにして水気をオフします。ゴシゴシ拭くと肌に余計な刺激を与え負担をかけてしまうため、水気は優しく丁寧にふきとりましょう。
洗顔のやり方
次に、正しい洗顔方法を4つのステップに分けて解説します。
【洗顔のやり方のステップ】
- ステップ1:
洗顔料を適量だけ手に取りよく泡立てる - ステップ2:
顔全体を包むように優しく洗う - ステップ3:
ぬるま湯ですすぐ - ステップ4:
清潔なタオルで優しく水気を取る
ステップ1:洗顔料を適量だけ手に取りよく泡立てる
まずは、洗顔料を適量だけ手に取りよく泡立てます。濃密な泡を作ると毛穴の奥まで泡が入り込み、汚れを効率的に浮き上がらせることができます。
ステップ2:顔全体を包むように優しく洗う
洗顔時は顔全体を泡で包み込むようにして、優しく洗います。クッションのような泡を力を入れずに転がすイメージでおこなうことがポイントです。
ステップ3:ぬるま湯ですすぐ
洗顔もクレンジングと同様、高温のお湯で洗い流すのは避け、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。洗顔料の洗い残しは肌荒れの原因となるため、しっかり落としましょう。
ステップ4:清潔なタオルで優しく水気を取る
最後は、清潔なタオルを押しあてるようにして、顔の水気を優しく取り除きます。肌の乾燥を防ぐために、洗顔後はなるべく早く保湿ケアをおこないましょう。
クレンジングや洗顔時に気をつけたいこと
クレンジングや洗顔をおこなう際に気をつけたい4つの注意点について解説します。
【クレンジングや洗顔時に気をつけたいこと】
- 決められた量だけ使う
- ゴシゴシ擦らず優しく洗う
- 冷たい水や熱すぎるお湯で流さない
- 洗顔後は保湿をおこなう
決められた量だけ使う
クレンジング剤や洗顔料は、商品ごとに設定された使用量の目安を守りましょう。
一度の使用量が多すぎると、肌を守るために必要な皮脂までも過剰に取り除いてしまう恐れがあります。反対に少量すぎると使用時の肌への摩擦が増え、予期せぬ肌トラブルの原因となるため気をつけましょう。
ゴシゴシ擦らず優しく洗う
メイクや汚れをしっかり落とそうとするあまり、肌をゴシゴシ擦るのは絶対にやめましょう。強い摩擦は肌を傷つけ、赤みや乾燥の原因につながります。
クレンジングと洗顔のどちらも、手のひらを使って優しく洗うことが大切です。
冷たい水や熱すぎるお湯で流さない
肌への刺激を軽減しながら汚れをしっかり落とすには、体温に近いぬるま湯でケアしましょう。冷たい水は汚れの硬化を招き、不要な汚れが落ちにくくなってしまいます。
逆に熱すぎるお湯は、肌に必要なうるおいまで洗い流してしまう可能性があります。
洗顔後は保湿をおこなう
洗顔後は肌の水分量が下がり乾燥の進行速度が早いため、5〜10分以内には保湿ケアをしましょう。ライスフォースのディープモイスチュアシリーズの化粧水・美容液・クリームは、うるおいを与えて肌の調子を整えるサポートをしてくれます。使うたびに自らがうるおう力を支え※、乾燥に負けない健やかな肌へと近づくでしょう。
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自分にぴったりのクレンジングの選び方
一口にクレンジングといっても、様々な商品があります。クレンジングは肌質やメイクの好みによっても適したタイプが異なるため、ここでは自分に合ったクレンジングの選び方について紹介します。
肌質に合ったクレンジングを選ぶ
肌質に合ったクレンジングを選べば、肌への負担を抑えられます。以下の表では、肌質ごとにアイテム選びの際のポイントをまとめました。
肌質 | 選ぶ際のポイント |
---|---|
乾燥肌 | 保湿力を重視して選ぶ |
敏感肌 | 低刺激処方のものを選ぶ |
脂性肌 | 皮脂汚れをしっかり落とせるものを選ぶ |
混合肌 | 部位ごとに適したアイテムを選ぶ |
メイクの種類に合わせて選ぶ
クレンジングのタイプは、メイクの種類に応じて選ぶのもおすすめです。ナチュラルメイクが好きな人は、肌への負担が少ないもの、しっかりメイク派の人は、洗浄力が高いクレンジングを選ぶと、しっかりとメイクをオフできるでしょう。
メイクの種類 | ポイント |
---|---|
軽いメイク・ナチュラルメイク | 肌への摩擦が少ないものを選ぶ |
濃いメイク | メイクをしっかり落とせるものを選ぶ |
クレンジングと洗顔でうるおいのある美しい肌を!
クレンジングは油性汚れをオフするためのスキンケアであり、洗顔は水性汚れをオフするためのスキンケアです。それぞれの役割は違えど、いずれも健やかな肌を維持するうえで重要なスキンケアである点には変わりありません。
自分の肌質に合ったアイテムを使用しながら、正しい手順でスキンケアをおこなうことで、肌への刺激を抑えながら汚れをオフできるでしょう。洗顔後の保湿ケアまできちんとおこなえば、肌のうるおいをしっかり守ることができます。
今回紹介した内容も参考にしながら、自分に合ったクレンジング・洗顔方法で、うるおいに満ちたきめ細やかな肌を目指しましょう。