メイクの上から日やけ止めは必要?塗り直す方法と注意点
2025.06.09
10分

エイジングサインの原因のひとつに、紫外線によるダメージが挙げられます。紫外線を長期間浴びると肌にダメージが蓄積し、日やけはもちろん、シミなどが進行してしまいます。
紫外線によるダメージは、日やけ止めを塗ることで防げます。ただし、日やけ止めは時間の経過とともに効果が低くなるため、塗り直しが必要です。しかし、「メイクの上からでは化粧が崩れてしまうのでは」と心配になる人も多いでしょう。
本記事では、メイクの上から日やけ止めを塗り直す必要性や正しい塗り方を紹介します。紫外線対策を徹底したい人や、メイク崩れが気になる人はぜひ参考にしてください。
目次
メイクの上から日やけ止めは必要?塗り直しの重要性
メイクをしていても、肌露出の高い顔には常に紫外線がさらされている状態になります。特に、レジャーや仕事で外出することが多い人をはじめ、汗をかきやすい季節ではこまめな日やけ止めの塗り直しが必須です。
外出前に塗った日やけ止めは、皮脂や汗によって徐々に落ちてしまうため、2〜3時間を目安に塗り直すのがおすすめです。特におでこや鼻筋など、顔のなかでも高くなっている部分は紫外線を受けやすいため、念入りに日やけ止めを塗り直すようにしましょう。
メイクの上から日やけ止めを塗り直す方法
メイクの上から日やけ止めを塗り直す方法は、以下を参考にしてください。
<日やけ止めをキレイに塗り直すコツ>
- 清潔なティッシュやあぶらとり紙で顔の汗や皮脂を軽く押さえる(汚れをしっかり取り除くことで日やけ止めの肌への密着を高める)
- メイクが崩れている部分がある場合は、乳液を少量染み込ませたコットンで気になる部分だけを優しくオフする
- 顔全体にムラなく塗り直す(特に日やけしやすいTゾーン、頬骨、鼻筋など)
- 必要に応じてパウダーファンデーションでメイク直しをする
この方法なら、メイク全体をやり直す必要がなく、メイクが崩れた部分だけを修正しながら紫外線対策もできます。少し手間に感じるかもしれませんが、塗り直しの習慣がシミの予防につながります。
メイクの上から日やけ止めを塗り直す際の注意点
日やけ止めをキレイに塗り直すためには、ちょっとした工夫が必要です。ここでは2つの注意すべきポイントを詳しく解説します。
【メイクの上から日やけ止めを塗り直す際の注意点】
- 適切な量を塗り直す
- 室内にいても塗り直す
適切な量を塗り直す
日やけ止めは適切な量で塗り直すことが大切です。日やけ止めを塗っているにも関わらず、日やけしてしまう人は、量が少ないかもしれません。
日やけ止めのタイプによって適切な量は異なりますが、以下を目安にしてください。
部位 | クリーム・ジェルタイプ | 液状タイプ |
---|---|---|
顔全体 | パール2粒分(500円玉相当) | 1円玉2枚分 |
首 | パール1粒分 | 1円玉1枚分 |
SPFやPAの表示通りの効果を得るためには、商品の使用説明書に明記されている量を守ることが大切です。一度に手に取るのではなく、部位ごとに分けて取り、丁寧に伸ばしていくことをおすすめします。
室内にいても塗り直す
室内にいても紫外線を浴びてしまうことは、意外と知られていない事実です。紫外線は目には見えませんが、窓ガラスを通過して室内にも届いています。
環境省によれば、年間で見ると屋内にいても屋外にいる人の10〜20%程度の紫外線を浴びているとされています。そのため、室内にいる場合でも日やけ止めは必要ですが、屋外で活動するときのような強力なタイプは必要ありません。
SPF値とPA値が高いほど紫外線カットの効力は高まるとともに、その分肌への負担も大きくなるため注意してください。室内での日やけ止めの塗り直しは、屋外ほどこまめにする必要はなく、3〜4時間おきが目安となります。ただし、日差しの強い窓際にいることが多い人は、屋外にいるのと同じように紫外線対策を取りましょう。
日やけ止めの塗り直しに関するよくある質問
日やけ止めの塗り直しに関して、多くの人が悩んでいる疑問をまとめました。
朝にしっかり日やけ止めを塗れば、塗り直さなくても大丈夫?
紫外線を防ぐ効果は時間とともに低下することから、朝にしっかり塗っても数時間ごとに塗り直すことが大切です。特に、汗や皮脂、摩擦などでUVカット成分が落ちてしまうため、外出時や長時間の外出ではこまめな塗り直しが必要です。
持ち運びやすい日やけ止めを選べば、外出先でも化粧直しと同時に紫外線対策が手軽にできます。手間と感じるかもしれませんが、長い目で見れば肌の健康を保てるため、日やけ止めを塗り直すようにしてください。
塗り直しをするとべたつきやテカリは気にならない?
べたつきやテカリが出ないようにするには、まず適度に皮脂をオフすることが重要です。ティッシュやあぶらとり紙を使い、優しく押さえるだけでも余分な皮脂や汗を取り除けます。その後、適量の日やけ止めをじっくり丁寧に塗り直すことで、べたつきを抑えながら紫外線対策ができます。
日やけ止めを塗り直すのを忘れた日はどうすればいい?
日やけ止めの塗り直しを忘れてしまった日は、できるだけ早めにアフターケアをおこなうことが大切です。肌が火照っているような場合は、まず冷たいタオルなどで優しくクールダウンさせましょう。肌の炎症を抑え、ダメージが悪化するのを防げます。
日やけ止めはメイクの上からでも塗り直しが必要!
日やけ止めを塗っても時間の経過とともに防御効果が弱まるため、こまめな塗り直しが大切です。メイクの上からでも紫外線対策をしっかりおこなうことが、肌を守るポイントにつながります。正しい塗り方をすれば、メイクを崩さず簡単にUVカットができます。
特に外出時は、持ち運びしやすいアイテムを選ぶのがおすすめです。手軽にできる紫外線対策を習慣にし、1日中しっかりと肌を守りましょう。