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スパイスでキレイに!女性におすすめのスパイスたち

世界には、古くから愛されてきたスパイスがいっぱい!なかでも女性におすすめのスパイスを紹介します。料理などに使って、香りや風味を楽しんでください。

ターメリックで「すこやか美人」に

コレステロールを下げたり、胃や肝臓を保護する作用があるとされています。昨今は「ウコン」と言われ人気ですが、昔から肝臓や消化器系の疾患に用いられていたのだとか。
使い方
炒め物や揚げ物など、油を使った料理に使うと、あの特徴的な色味が際立ちます。パウダーで使うのが一般的。

シナモンで「おだやか美人」に

抗菌作用があります。また、鎮静、鎮痛作用があるとされ、血圧低下や解熱作用が期待されています。中国医学では「陽」の強壮薬としても使用されています。
使い方
甘みや甘い香りがある料理に使うと、さらに甘さが引き立ちます。スティックやパウダーを用途に応じて使い分けます。

フェンネルで「スッキリ美人」に

胃痛緩和、膨満の薬として古くから利用されています。またインドでは、口臭予防のために噛まれているそう。フェンネルに含まれるアネトールには女性ホルモン様作用もあるとされています。
使い方
ニンジンやキャベツ、クセのある野菜や甲殻類などと好相性。パウダーはカレー粉のベースに使われることが多いです。

ローリエで「癒し美人」に

ローリエは消化促進作用がうたわれていますので、食欲がない時の料理に取り入れてみて。また、ローリエから抽出された精油はごく薄い濃度でのばして、筋肉痛や関節痛の緩和にも使われているのだとか。
使い方
ゆっくりと香りが出るため、マリネやポトフなどの煮込み料理に向いています。煮込みすぎると苦みが出るので途中で取り出して。

身近にもこんなにある!注目したい和のスパイス

日本人になじみの深い山椒や柚子も、立派なスパイスです。そんな和のスパイスをもっと楽しみながら、さらにおいしく、毎日の料理に活用してみませんか?

さわやかな「山椒」の香り

胃腸をすこやかに保ったり、痛みを鎮める作用がうたわれています。辛みを加える目的ではなく、香りを楽しむために料理に用いられています。
使い方
山椒の実は、炒めたり煮込んだりして使います。粉山椒は脂っぽさを抑えるために、うなぎや焼き鳥などにかけます。

フルーティな「柚子」の香り

血行促進、疲労回復作用、リラックス効果もあると言われています。柚子のさわやかな柑橘香は嗅ぐだけで元気になれそうです。
使い方
香りづけには、そぎ切りや千切りにした皮を料理に添えて。マーマレードを作ったり、砂糖漬けにした柚子を柚子茶にするのも◎。

フレッシュな「ワサビ」の香り

ワサビの持つ抗菌作用はこの季節にはうれしいですね。また、その香りや辛みが口内をさっぱりとさせ、リフレッシュにも一役買ってくれそうです。
使い方
根の部分をすりおろして薬味として使います。おろすときは、鮫皮おろしを使うとキメが細かく上品な仕上がりになりますよ。

みずみずしい「シソ」の香り

ワサビと同様、抗菌作用がありますので、刺身の付け合わせにふさわしいといえるでしょう。さわやかな香味野菜として和食に多用されています。
使い方
香りを出したい時は、手のひらに挟んで叩いてからそえるといいでしょう。みじん切りにして麺料理やサラダに加えてもいいですね。

日沼先生からのメッセージ

スパイスは、素材と素材をつなぐ糊のような役割を果たしてくれます。使い過ぎないことさえ気を付ければ、スパイスによって料理全体のバランスがよくなります。
スパイス料理は、食材の持ち味とスパイスの個性をどう融合させるかということが基本。ひとつまみのスパイスを使うだけで、料理の仕上がりが今までとは格段に違ってくるのです。
スパイスの魔法がみなさまの元へ届きますように…!

※参考文献:日沼紀子著「スパイス&ハーブ料理の発想と組み立て」「クミン料理の発想と組み立て」(ともに誠文堂新光社)

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