世界には、古くから愛されてきたスパイスがいっぱい!なかでも女性におすすめのスパイスを紹介します。料理などに使って、香りや風味を楽しんでください。
- 炒め物や揚げ物など、油を使った料理に使うと、あの特徴的な色味が際立ちます。パウダーで使うのが一般的。
- 甘みや甘い香りがある料理に使うと、さらに甘さが引き立ちます。スティックやパウダーを用途に応じて使い分けます。
- ニンジンやキャベツ、クセのある野菜や甲殻類などと好相性。パウダーはカレー粉のベースに使われることが多いです。
- ゆっくりと香りが出るため、マリネやポトフなどの煮込み料理に向いています。煮込みすぎると苦みが出るので途中で取り出して。
日本人になじみの深い山椒や柚子も、立派なスパイスです。そんな和のスパイスをもっと楽しみながら、さらにおいしく、毎日の料理に活用してみませんか?
- 山椒の実は、炒めたり煮込んだりして使います。粉山椒は脂っぽさを抑えるために、うなぎや焼き鳥などにかけます。
- 香りづけには、そぎ切りや千切りにした皮を料理に添えて。マーマレードを作ったり、砂糖漬けにした柚子を柚子茶にするのも◎。
- 根の部分をすりおろして薬味として使います。おろすときは、鮫皮おろしを使うとキメが細かく上品な仕上がりになりますよ。
- 香りを出したい時は、手のひらに挟んで叩いてからそえるといいでしょう。みじん切りにして麺料理やサラダに加えてもいいですね。
スパイスは、素材と素材をつなぐ糊のような役割を果たしてくれます。使い過ぎないことさえ気を付ければ、スパイスによって料理全体のバランスがよくなります。
スパイス料理は、食材の持ち味とスパイスの個性をどう融合させるかということが基本。ひとつまみのスパイスを使うだけで、料理の仕上がりが今までとは格段に違ってくるのです。
スパイスの魔法がみなさまの元へ届きますように…!
※参考文献:日沼紀子著「スパイス&ハーブ料理の発想と組み立て」「クミン料理の発想と組み立て」(ともに誠文堂新光社)