化粧水の付け方|適切なタイミングや効果を引き出す方法を紹介
2025.06.26
10分
朝、鏡を見たとき、肌の乾燥が気になったり化粧のノリが悪く感じたりしたことはありませんか。また、スキンケアの方法について「これで合っているのかな?」と不安に感じる人も少なくないでしょう。
化粧水は、ただ顔に塗るだけでは十分な効果を引き出せないことがあり、使い方次第で大きく変わります。本記事では、化粧水の正しい付け方や効果を引き出すポイントをわかりやすくご紹介します。肌のコンディションを整えるために、ぜひ参考にしてください。
目次
化粧水の付け方を知る前に!大切な役割と目的
化粧水は、一般的に精製水を主成分とし、そこに美容成分などが加えられた、水分たっぷりのスキンケアアイテムです。肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ効果があります。
特に乾燥しやすい季節やエアコンの効いた室内で長時間過ごす場合、肌が水分を失いやすいため、正しく化粧水を使うことが美肌を保つうえでの大切なポイントになります。化粧水で肌をうるおすことで、そのあとに使う美容液や乳液が浸透※しやすくなり、スキンケア全体の効果を引き出すことにつながるのです。
※角質層まで
肌が喜ぶ!化粧水を付ける適切なタイミング
洗顔やクレンジングは、肌に付着した汚れを落とすだけではなく、肌が本来持つ必要な水分も一緒に流してしまうため、そのまま放置すると乾燥が進みやすくなります。
そのため、洗顔しタオルで優しく水分を拭き取ったあと、すぐに化粧水を顔全体に付け、肌にうるおいを閉じ込めるようにしましょう。
化粧水は手とコットンどちらで付けるのが正解?
化粧水の付け方には、「手」と「コットン」の2つの方法があり、どちらが正解というわけではありません。それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分の好みや肌の状態に合わせて活用しましょう。
【手で化粧水を付けるメリット・デメリット】
≪メリット≫
- 手の温かさで温められ化粧水が肌に浸透※しやすくなる
- コットンを使わないため、化粧水の使用量を抑えられる
- 直接肌に触れるため、乾燥やざらつきなどの肌状態を感じ取りやすい
※角質層まで
≪デメリット≫
- 均一に広げるのが難しく、部分的にうるおい不足になることがある
- 清潔にしていない手で付けると、肌に雑菌がつく恐れがある
- さっぱりした化粧水の場合、手からこぼれやすい
【コットンで化粧水を付けるメリット・デメリット】
≪メリット≫
- 顔全体にムラなく化粧水を付けられる
- シャバシャバした化粧水も無駄なく使える
- べたつきが少ない
- コットンパックとして使えば、手軽にマスクケアができる
≪デメリット≫
- 肌を強くこすりすぎると、摩擦で肌を傷つける可能性がある
- たっぷり使用するので、化粧水の減りが早い
上記をメリット・デメリットを一つの目安として参考にしてください。
今日から始める!化粧水の効果を引き出す適切な付け方
化粧水の効果をしっかり引き出すための方法を、手で付けるパターンとコットンを使うパターンに分けて詳しく解説します。
手での化粧水の付け方
手で化粧水を付ける際は、肌に余計な負担をかけないよう、優しくなじませることが大切です。
まず、500円玉大の化粧水を清潔な手に取り、手のひらで軽く温めるように広げます。そのあと、両手で顔全体を包み込むように優しく押し当て、ハンドプレスで化粧水を肌に浸透※させます。
目や口周りなど乾燥しやすい部分は、もう一度化粧水を手に取って重ね付けするのがおすすめです。肌をこすらず、圧をかけすぎないよう注意しながら、肌にじっくりと化粧水を送り届けるのがポイントです。
※角質層まで
コットンでの化粧水の付け方
コットンを使って化粧水を付ける際は、コットンにたっぷりと化粧水を含ませることが大切です。コットンが乾いた状態で肌に触れると摩擦の原因になり、肌を傷つける恐れがあるため、ひたひたになるまで化粧水を染み込ませましょう。
使用時は、顔の内側から外側へ向かって優しく滑らせるように肌になじませます。目元や口元など乾燥しやすい部分は、コットンを軽く押し当てるようにして重ね付けをおこなうとしっかり保湿ができます。肌をこすらず、優しく丁寧にケアすることが、美肌を保つポイントです。
より良いスキンケアに!化粧水を付けるときの注意点
スキンケアの効率をよくするために、下記では基本的な注意点をピックアップしました。チェックして、毎日のスキンケア時に意識してみてください。
適切な使用量を守る
化粧水の量が少なすぎると肌が十分にうるおわず、反対に多すぎるとべたつきや肌トラブルの原因になることがあります。基本的にはメーカーが推奨する量を守るのが理想です。
一般的に、化粧水では500円玉大が目安とされています。ただし、肌の状態に応じて量を調整することも必要です。特に乾燥が気になる季節やエアコンの効いた室内で長時間過ごす場合は、乾燥しやすい部分に薄く重ね付けすると、うるおいをしっかり保てます。肌の状態を確認しながら、自分に最適な量を見つけましょう。
強くこすって摩擦を起こさない
化粧水を付ける際に、強くゴシゴシこすると肌を傷つけてしまい、赤みやシワ、もたつきの原因となることがあります。特にコットンを使う場合、摩擦が生じやすいため、優しく丁寧になじませることを意識しましょう。
また、化粧水を手やコットンでバシバシ叩き込むようなパッティングは、一見肌にしっかり浸透※させているように感じられますが、実は肌に負担を与える原因となります。特に繰り返し強く叩きつけるようなパッティングでは、肌表面のバリア機能を損ない、肌トラブルを引き起こしやすくなるため避けてください。
※角質層まで
肌質や肌の状態で付け方を工夫する
肌質やその日の状態に合わせて、化粧水の付け方を変えることが大切です。乾燥肌の人は、手で化粧水をじっくりハンドプレスし、うるおいを肌に密着させることでしっかりと保湿できます。
反対に脂性肌やべたつきが気になるときは、コットンを使い、優しくパッティングすることでさっぱりとした仕上がりになります。こうしたケアのバランスを取ることが、美肌を保つ秘訣です。
また、使用する化粧水の種類によっても成分が異なり、乾燥に特化した保湿成分や、皮脂を抑える成分が含まれている場合があります。そのため、化粧水を選ぶ際も肌のタイプやコンディションに合わせたものを選び、正しく使いましょう。
自分の肌をよく観察し、その都度ベストな方法でお手入れをおこなうことで、自分の肌をいたわるケアができるのです。
化粧水のあとはクリームで水分を閉じ込める
化粧水だけでは、肌に補給した水分は時間の経過とともに蒸発し、乾燥を招いてしまいます。特に肌の表面にある角質層は、水分を保持する力が弱いため、化粧水でうるおいを与えたあとは、クリームでフタをして水分を閉じ込める必要があります。
例えば、朝は軽めのクリームで、べたつきを抑えつつうるおいを保ち、夜はしっかりと保湿力の高い薬用クリームを使って肌を保護するのがおすすめです。
>ライスフォースおすすめのクリーム・フェイスクリームはこちら
適切な化粧水の付け方で肌のうるおいを守ろう!
化粧水は肌に水分を補給し、うるおいを保つために欠かせないスキンケアアイテムです。手で優しくハンドプレスする方法や、コットンで均一に広げる方法を使い分け、自分の肌に合ったケアをおこないましょう。



