マスクによる肌荒れ...悩みや原因、防ぐための対策&工夫とは

2025.06.26

10分

マスクによる肌荒れ...悩みや原因、防ぐための対策&工夫とは

マスクが欠かせなくなった現代、それに比例して「ごわごわする」「かさつく」「ニキビが増えた」など、マスクによる肌荒れに悩む人が増えています。外出時や仕事中はもちろん、感染症を防ぐためにマスクは必要ですが、肌への負担が気になるのも事実です。

そこで本記事では、マスクによる肌荒れを防ぐために、日常で取り入れやすい予防策やスキンケアのポイントをご紹介します。

マスクで起こりやすい肌荒れの症状とは?

マスクによる肌トラブルに悩む人は少なくありません。ここでは、主な悩みをご紹介します。

ニキビ

マスクの中は、呼吸や会話によって湿気が溜まり、皮脂と混ざることで雑菌が繁殖しやすい環境が生まれます。特に長時間のマスクを使用すると、肌のバリア機能が低下し、トラブルが発生しやすくなります。

また、マスクが肌に擦れることで摩擦が生じて毛穴が詰まりやすくなり、結果的にニキビや吹き出物ができてしまうのです。

乾燥

マスクを着用している間、呼吸による蒸気で一見肌がうるおっているように感じますが、マスクを外した瞬間、一気に水分が蒸発してしまいます。特に乾燥肌や敏感肌の人は、急激な水分変化が原因で肌荒れを引き起こしやすくなります。

そのため、マスクを外したあとには、すぐに保湿をおこなうことが大切です。保湿クリームや化粧水で肌の水分をしっかり補い、乾燥を防ぐよう心がけてください。

くすみ・ごわつき

マスクを長時間着用することで、肌は蒸れと摩擦を繰り返し、ターンオーバー(肌の新陳代謝)が乱れることがあるので注意が必要です。

正常なターンオーバーは肌を健やかに保つ役割がありますが、サイクルが乱れると古い角質がうまく剥がれ落ちず、肌がくすんだり表面がゴワついたりします。

また、毛穴が詰まりやすくなり、吹き出物や黒ずみが目立ちやすくなります。特にマスクによる圧迫と摩擦は肌の負担を増やし、肌表面のキメが荒れる原因にもなるため、適切なスキンケア対策が欠かせません。

※乾燥による肌印象

なぜマスクをすると肌荒れしやすいの?原因の解説

マスクをつけることで生じる肌トラブルの主な原因には、蒸れ、摩擦、繊維素材とのこすれなどが含まれます。ここではそれぞれの原因についてお伝えします。

マスク内の蒸れ

マスクを着用すると、呼吸や会話によってマスク内は高温多湿の環境になります。湿気と体温がこもった状態は、肌表面に汗や皮脂が溜まり、雑菌の繁殖を引き起こす原因になります。

特に長時間の使用では肌がふやけてしまうのと同時にバリア機能が低下し、毛穴が詰まりやすくなります。その結果、ニキビや吹き出物などの肌トラブルにつながることも少なくありません。

マスクの摩擦による刺激

マスクを頻繁に外したり、会話したりすることで、肌とマスクが擦れます。この摩擦が肌に負担をかけ、角質層が傷ついてしまうことがあります。

角質は肌のバリア機能を担っており、外部の影響から肌を守る役割がありますが、摩擦によってそのバリアが損なわれると、肌が外部の環境変化や物質に反応しやすくなり、ごわつきや乾燥などの肌トラブルが発生しやすくなるのです。特に敏感肌の人は、摩擦によるダメージが大きく影響しやすくなる傾向があります。

マスクの繊維や素材による刺激

マスクの素材によっては、肌に負担を与えることがあります。特に不織布マスクは繊維が硬く、肌に直接触れることでチクチクと感じる人も少なくありません。もしつけ心地に違和感があったら、使用しているマスクの素材が肌に合っていない可能性があります。

マスクによる肌荒れを防ぐための対策&工夫

風邪や感染症予防、花粉症など、外出時にマスクが必要なことも多いですが、肌荒れを防ぐための対策や工夫も大切です。ここでは肌荒れしないための対処法を4つご紹介します。

肌に優しい素材のマスクを選ぶ

綿ガーゼやシルクコットン素材のマスクは、繊維がやわらかいため、肌に触れても摩擦や負担を抑えることができます。また、飛沫予防効果の高い不織布マスクでも、最近では赤ちゃんにも使える肌に優しい素材や通気性に優れた製品が多数登場しています。

このようなマスクは、肌への負担を抑えながらもしっかりとした感染症対策が可能です。肌の状態に合わせて、自分に適したマスクを選ぶことが、肌トラブルを予防するコツです。

自分の顔に合ったサイズのマスクを使う

マスクが大きすぎる場合、顔とマスクの間に隙間ができ、そこから乾燥した外気が入り込んで肌の水分が奪われやすくなります。一方、小さすぎるマスクでは、肌に密着しすぎて摩擦が増え、頬や口元が擦れることで肌荒れが起きてしまうかもしれません。

適切なサイズのマスクを選ぶことで、肌とマスクの密着度を適度に保ち、摩擦や乾燥を防げます。

マスク内の汗はこまめにふきとる

マスクを長時間着用すると、口元が密閉されて高温多湿の状態が続きます。そのため、汗とともに皮脂が過剰に分泌され、アクネ菌の栄養源となってしまいます。アクネ菌は皮脂をエサに増殖する常在菌で、毛穴が詰まることでニキビができやすくなるのです。

特にTゾーンや頬など、マスクが密着する部分はニキビが発生しやすくなります。肌を清潔に保つためには、汗をかいたら優しくこまめにふき取り、皮脂を取り除きましょう。また、マスクを定期的に交換し、清潔に保つのもおすすめです。

スキンケアで保湿を徹底する

マスクを外したあとのスキンケアは、肌を健康に保つために欠かせません。まず、クレンジングと洗顔で肌に付着した汗や皮脂、汚れをしっかりと落とし、清潔な状態を保つことが重要です。

そのあと、化粧水で肌に水分を補給し、美容液で必要な美容成分を届けます。最後にクリームで水分を閉じ込め、同時に肌の保湿をしっかりとおこないましょう。正しい保湿ケアは、肌のうるおいバリアを高め、外部環境の影響を受けにくい健やかな肌を保つことにつながります。

肌荒れ対策は内側からも!マスク生活でより意識したいこと

マスクによる肌荒れ対策は、スキンケアだけでなく内側からのケアも欠かせません。ここでは肌のために、日頃からできる生活習慣をご紹介します。

バランスの取れた食生活を心がける

肌荒れの原因は、外部からの影響だけでなく、食生活も深く関係しています。以下のような栄養素を意識して、食事を摂るようにしましょう。

栄養素効果主な食材
ビタミンC コラーゲン生成を促進し、肌のハリを保つ 柑橘類、キウイ、ブロッコリー、パプリカ
ビタミンE 抗酸化作用で肌を保護し、老化を予防 植物油、アーモンド、ナッツ、ほうれん草、アボカド
ビタミンA 肌の保湿をキープ、紫外線のダメージを防ぐ にんじん、かぼちゃ、レバー、卵黄
ビタミンB群 代謝を促進し、肌の再生をサポート 豚肉、玄米、卵、大豆
亜鉛 肌の修復を助け、ターンオーバーを促進 牡蠣、赤身肉、うなぎ、豆類

水分をこまめに摂る

体内の水分不足は肌荒れになる原因の一つです。肌は体内の水分を保つことでうるおいを維持していますが、水分が不足すると肌は乾燥しやすくなり、バリア機能が低下して肌荒れを起こしてしまいます。

1日に十分な水分を摂取することはもちろん、冷たい飲み物だけでなく、温かいお茶や白湯を飲んで身体を内側から温めることも大切です。体を温めることで血行が促進され、新陳代謝が高まり、肌の再生がスムーズに進みます。

十分な睡眠をとる

肌の修復は主に睡眠中におこなわれます。そのため、睡眠不足が続くと肌の回復が追いつかず、ホルモンバランスが崩れて肌荒れや乾燥が起こりやすくなります。

質の高い睡眠を確保するためには、就寝前の1時間はリラックスできる時間を設け、スマートフォンやパソコンなどブルーライトを発するデバイスの使用を控えることが重要です。また、心地良い音楽を聴いたり、軽いストレッチをしたりするとリラックスしやすくなり、深い眠りを促せます。

日頃からの予防でマスク生活でも肌荒れを防ごう!

マスクによる肌荒れは、多くの人が抱える悩みですが、原因を理解し正しい対策を実践することで予防や改善ができます。マスク内の湿気や摩擦、素材との相性によって肌トラブルが起こることがありますが、自分に合ったマスクを選び、こまめに交換したり、適切なスキンケアを行うことで、肌への負担を軽減できます。

また、肌荒れ対策は外側からのケアだけでなく、内側からおこなうのも大切です。栄養バランスの取れた食事や水分補給、質の高い睡眠を心がけて、肌の健康を内側から支えましょう。

マスク生活を快適に過ごすためには、日々のちょっとした工夫が肌の質に大きな違いを生み出します。自分に合ったケアを取り入れ、肌トラブルのない健やかな肌を目指しませんか。

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