今こそ本質的な美しさへ。ライスフォース。

海外ではシエスタと言われるお昼寝が、人々の生活に取り入れられています。実は、お昼寝には美容や健康面のほか、ダイエットにも効果があるそう。今回は、快眠セラピストの三橋美穂先生に、シエスタ（お昼寝）のメリットと上手な取り入れ方について教えていただきました。

「堂々とお昼寝ができるのはスペインだから…」、そう思っている方も多いかもしれません。しかし、最近ではスペインのみならず、諸外国や日本でもシエスタの有効性が認められてきています。さっそくシエスタの最新事情をのぞいてみましょう。

シエスタとは、お昼寝も含めた休憩そのものを指します。昼食後の2～3時間程度をお昼寝や音楽を聴くなど好きなようにリフレッシュしてゆっくりと過ごします。

諸外国同様、最近では日本でも、業務効率や従業員のパフォーマンスの向上のために企業がお昼寝を推奨したり、気軽に利用できるお昼寝サロンが続々とオープンしています。
写真：三橋先生も携わる「女性のためのおひるねカフェ corne」

「ナップ」とはお昼寝のこと。15～20分程度仮眠を取るパワーナップは、グーグルやナイキなどの大企業でも奨励されています。

埼玉県のリフォーム会社ではデスクでの短い仮眠、岐阜県庁では13～15時の間、時間単位での有給休暇取得が認められています。

お昼寝は、睡眠不足の人だけではなくすべての人にオススメ。お昼寝をすると午後を元気に過ごせる上、夜の睡眠の質が高まります。お昼寝で心身をリフレッシュさせて、午後の活動量と質をアップしましょう。

体内時計が正常に働いていると14～15時は眠気が強くなります。そのタイミングでお昼寝できるといいのですが、仕事の都合で難しいことも。ランチを少し早めに切り上げてお昼寝すれば、午後の眠気に影響されず、仕事に集中できます。

20分以上長く眠ると、体が眠りから活動に切り替わりにくくなってしまい、まだ睡眠が続いているかのように、しばらく頭がぼんやりします。「しっかり眠った！」という感覚がなくても脳は休まっているので安心してください。

「コーヒーを飲んだら眠れないのでは？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お昼寝の前にコーヒーを飲んでおくと目覚めがスッキリします。カフェインの覚醒作用は飲んでから20～30分後に効き始めるので、お昼寝にはちょうどいいのです。

体を横たえると、どうしても眠りすぎてしまいます。デスクや休憩所で座った状態でお昼寝しましょう。

時計、ベルト、靴などは、可能であれば外したり脱ぐなどして体を開放してあげるとよりリラックスできます。

安心してお昼寝するために、タイマーを活用しましょう。長い時間眠らないので、バイブレーションや小さなアラームでも大丈夫です。