毛穴のたるみ(たるみ毛穴)の原因!自分でできるセルフケア・予防

2025.05.19

10分

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)の原因!自分でできるセルフケア・予防

鏡を見るたびに「毛穴がぽっかり開いて目立つ」「以前よりも肌がたるんできた気がする」と感じていませんか。それは毛穴のたるみ(たるみ毛穴)が進行しているサインかもしれません。

たるみ毛穴は、加齢による肌の弾力低下だけでなく、乾燥や紫外線ダメージ、表情筋の衰えなど様々な要因が関係しています。しかし、スキンケアや生活習慣を見直すことで、たるみ毛穴を防ぎ、ハリのある肌を保つことが可能です。

本記事では、たるみ毛穴が生じる原因を解説し、さらに自宅でできるセルフケア方法を紹介します。日々の習慣を変えることでたるみ毛穴を予防し、なめらかな肌を保ちましょう。

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)って何?

たるみ毛穴とは、通常は丸い形をしている毛穴が縦長に広がり、しずく型(涙型)のように見える状態を指します。特に頬や小鼻まわりにできやすいのが特徴です。

また、顔の下半分は重力の影響を受けやすいため、年齢を重ねるとさらにたるみが進行しやすくなります。その結果、肌全体のハリが低下し、毛穴の目立ちが気になることも増えるでしょう。

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)に関するよくある悩み

たるみ毛穴になると、メイクのノリが悪くなったり、肌の印象が変わったりすることがあります。特に年齢や環境の影響によって目立ちやすくなり、次のような悩みを抱えている人が増えています。

【毛穴のたるみ(たるみ毛穴)に関するよくある悩み】

  • ふと鏡を見たら毛穴の形が変わっていた
  • 乾燥や紫外線の影響で毛穴が気になる
  • 年を重ねるにつれて毛穴のたるみが目立つ
  • メイクで仕上げても毛穴が浮き出る
  • たるみ毛穴が改善されずに困っている
  • 毛穴のたるみが原因で顔が老けて見える

このような悩みがある場合、まずたるみ毛穴が生じる原因を理解し、適切なケアをおこなうことが大切です。

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)の原因はこれ!

ここでは、たるみ毛穴を引き起こす4つの原因を解説します。

【毛穴のたるみ(たるみ毛穴)の原因】

  • 加齢
  • 乾燥
  • 紫外線ダメージ
  • 表情筋の衰え

加齢

加齢による肌の弾力の低下は、たるみ毛穴の原因の一つです。肌の真皮には、ハリや弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチンが存在しています。

しかし、30代・40代・50代と年齢を重ねるにつれて、これらの成分の生成が減少すると、肌の弾力が低下し毛穴が広がってたるみやすくなります。

乾燥

肌が乾燥し水分量が低下すると、バリア機能が弱まり、肌の弾力が失われてしまいます。

弾力を失った肌は重力の影響を受けやすくなり、毛穴が縦に引っ張られて涙型や楕円形に広がりやすくなります。特に、冷暖房を長時間使用すると肌は乾燥しやすい状態になるため、日頃から環境による影響に注意しましょう。

紫外線ダメージ

紫外線は肌の真皮層に到達し、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンやエラスチンといった成分を破壊します。

これらの成分が減少すると、肌のハリが失われ、たるみ毛穴を引き起こす要因につながります。紫外線は季節を問わず一年中降り注いでいるため、夏だけでなく秋冬も肌に影響を与えることを忘れてはいけません。紫外線は目に見えないため、日差しの強さに関わらず注意しましょう。

表情筋の衰え

表情筋は目や口、鼻を動かす筋肉であり、顔の表情を作るだけでなく、皮膚の表面を支える役割も担っています。しかし、表情筋が衰えると、筋肉で支えられていた顔のハリやバランスが崩れ、たるみ毛穴が目立つようになります。

また、表情筋の衰えは、加齢だけが原因ではありません。デスクワークが多く人と話す機会が少ない人や、長時間のマスクの着用によって表情を動かすことが減るのも影響します。

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)はすぐに引き締められるの?

たるみ毛穴は、一度できてしまうと短期間で引き締めるのは難しいとされています。その理由は、たるみ毛穴の原因が加齢や表情筋の衰えといった年齢による変化だけでなく、乾燥や紫外線などの外的要因によるダメージの蓄積にも関係しているためです。

これらの影響は日々の生活のなかで少しずつ進行するため、即効性のある改善策は限られます。そのため、たるみ毛穴を防ぐには、日頃からセルフケアを意識的に取り入れて、対策することが重要です。

自分でできる!肌を引き締め毛穴を目立たなくするセルフケア・予防

ここでは、たるみ毛穴の予防策として、日常的に取り入れやすいセルフケア方法を紹介します。

【毛穴を目立たなくするセルフケア・予防】

  • 丁寧に優しく洗顔する
  • 保湿をおこない乾燥を防ぐ
  • 表情筋エクササイズをおこなう
  • 紫外線をできる限り避ける
  • 生活習慣を改善する

丁寧に優しく洗顔する

たるみ毛穴を防ぐには、肌に負担をかけない優しい洗顔が大切です。ゴシゴシと強くこすってしまうと、肌のバリア機能が低下し、たるみ毛穴を悪化させる原因になります。

洗顔のポイントは、しっかりと泡立てた洗顔料を使い、できるだけ摩擦を避けることです。手のひらでたっぷりと泡を作り、肌の上を優しくなでるように洗いましょう。洗顔時間は20~30秒ほどが目安です。

また、30〜35度のぬるま湯を使うと、汚れや皮脂を落としつつ、必要なうるおいを守れます。過度な洗顔も肌に負担をかけるため、朝と夜の1日2回を目安におこないましょう。

保湿をおこない乾燥を防ぐ

洗顔後はしっかりと保湿をおこない乾燥を防ぐことで、毛穴を目立たなくさせます。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすいため、速やかな保湿ケアが重要です。

まずは、保湿成分が配合された化粧水で、しっかりと肌を保湿します。そのあとクリームで肌に油分を補い、水分を逃がさないようにフタをします。乾燥が気になる部分には化粧水の重ね付けや美容液をプラスすると、より保湿力がアップするでしょう。

表情筋エクササイズをおこなう

表情筋の衰えによるたるみ毛穴を予防するには、表情筋エクササイズが効果的です。顔の筋肉を意識的に動かすと、肌のハリを維持し、たるみ毛穴を防ぎやすくなります。特に、以下のエクササイズは簡単に取り入れやすく、顔全体の筋肉をバランス良く鍛えられます。

  • あいうえおエクササイズ(顔全体を大きく動かす)
  • 口輪筋エクササイズ(口周りのたるみをケアする)

あいうえおエクササイズでは、口を大きく開いて「あ」、横に引いて「い」、前に引き出して「う」、笑顔を作り「え」、縦にのばして「お」の形を作ります。各ポーズを3秒キープして3回繰り返しましょう。

口輪筋エクササイズは、唇を外側にめくり5秒キープ、次に唇を口の内側に巻き込んで5秒間維持し、最後に元の状態に戻す動作を3回繰り返します。

表情筋エクササイズを継続すると、肌の弾力アップが期待できるだけでなく、血行が促進されて肌の血色も良くなります。

紫外線をできる限り避ける

毛穴を目立たなくするには、紫外線をできる限り避けることも大切です。紫外線は屋外だけでなく、室内にも降り注いでいるため、日常的なケアが必要です。毎日の日やけ止めの使用はもちろん、外出時には日傘や帽子を活用して紫外線をできる限り避けましょう。日やけ止めは汗や皮脂で落ちやすいため、こまめに塗りなおすのがポイントです。

日やけ止めを選ぶ際は、利用するシーンや用途に合わせてSPF値やPA値を確認すると良いでしょう。アウトドアやスポーツなど長時間外で過ごす際は「SPF50・PA++++」、日常的な買い物や通勤などは「SPF25・PA++」が適しています。

生活習慣を改善する

睡眠や食事は肌のターンオーバーを整え、ハリのある肌を維持するために欠かせません。

睡眠不足が続くと、ターンオーバーの乱れによって古い角質が蓄積し、たるみ毛穴が悪化しやすくなります。そのため、質の良い睡眠をとることで、肌の生まれ変わりを促進し、たるみ毛穴の改善につながります。

また、バランスの良い食事を意識することも大切です。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどの抗酸化作用をもつ栄養素を積極的に摂取すると、肌の老化を引き起こす活性酸素の除去が期待できます。

抗酸化作用をもつ栄養素と食材は、以下のとおりです。

抗酸化作用をもつ栄養素 食材
ビタミンA ほうれん草、モロヘイヤ、かぼちゃ、ニンジンなど
ビタミンC パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、柑橘類など
ビタミンE アボカド、オリーブオイル、ナッツ類など

毎日の食事にこれらの食材をバランス良く取り入れ、生活習慣を整えると、たるみ毛穴の予防につながります。

毛穴のたるみ(たるみ毛穴)が治らない...どうすればいい?

セルフケアを続けてもたるみ毛穴が改善されない場合は、皮膚科を受診するのがおすすめです。たるみ毛穴は加齢や乾燥、紫外線ダメージなど様々な要因が関係しており、自己流のケアだけでは改善が難しいこともあります。

悩んでいる人は、専門家のアドバイスを受けてみることもひとつの手段としておすすめです。

肌を引き締めてハリを守ろう!

たるみ毛穴は加齢だけでなく、乾燥や紫外線ダメージ、表情筋の衰えなど様々な要因が影響しています。

質の良い睡眠やバランスの取れた食生活を心がけることで、肌へのダメージを軽減し、健やかな肌の維持を目指しましょう。また、乾燥や紫外線による影響を最小限に抑えるために、日頃からの保湿ケアと紫外線対策を徹底することが大切です。

自分に合ったスキンケアアイテムを取り入れて毎日のケアを積み重ねることで、毛穴をスッキリさせながらハリのある肌を守れるでしょう。