
夏に気になるテカリやメイク崩れ
気温と湿度の上昇にともなって気になり始めるのが、肌のテカリやメイク崩れ。朝きちんとメイクをしたのに、午後になると肌がテカってメイク直しの回数が増える…という方も多いのではないでしょうか。
テカリやメイク崩れの原因の一つが過剰な皮脂分泌。一日中テカらないサラツヤ肌のために、皮脂が過剰に分泌される原因を正しく知っておきましょう。
そもそも夏は気温も湿度も高くなり、皮脂量が増えやすくなる季節。それに加え、間違ったスキンケアによる肌の乾燥も過剰な皮脂分泌の原因になります。肌がベタつくからといって1日に何度も洗顔をしたりゴシゴシ洗ったりするのはNG。
また、ベタついているのをうるおっていると勘違いして、化粧水だけでスキンケアをすますなど保湿ケアを怠ってしまうと、肌内部の水分が失われ、インナードライの状態になってしまいます。こうして間違ったスキンケアによって肌が乾燥してしまうと、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されテカリの原因となってしまうのです。
さらに、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れも皮脂の過剰分泌を促す原因に。睡眠不足や、脂質や糖質の多い食生活なども皮脂量が増える原因とされるため、生活習慣にも注意が必要です。


正しいスキンケアと生活習慣で
過剰な皮脂分泌をSTOP
皮脂の過剰な分泌は、テカリでメイクが崩れるだけでなく毛穴が開きやすくなる原因にもなります。毛穴が開くと、メイクが毛穴落ちしたり皮脂が詰まったりして黒ずみが目立ちやすくなってしまいます。こうした毛穴の黒ずみ防止のためにも、毎日のスキンケアや生活習慣で余分な皮脂を抑えることが重要です。
朝は水だけで洗顔するという人もいるかもしれませんが、夜寝ている間にも皮脂は分泌されているので、朝も洗顔料を使ってやさしく洗顔を。洗顔後は、メイク崩れしにくい土台づくりのために、化粧水、美容液、クリームでしっかり保湿ケアを行い、肌にきちんとなじませてから、日やけ止めなどの次のステップへ。また、規則正しい生活や睡眠時間をしっかりとることなど、生活習慣に気を配ることも大切。暑いからといってシャワーだけで済まさないで入浴することも、肌のターンオーバー改善につながり、水分バランスを整えるのに効果的です。ビタミンB群や亜鉛、イソフラボンなどは皮脂量を調整する働きがあるので、そうした食材を意識的に摂取するのもおすすめです。
大切なのは油分と水分のバランス
皮脂は決して悪者ではなく、外的ダメージから肌を守ってくれる、肌にとってなくてはならないもの。油分と水分のバランスのとれたすこやかな肌を、日々のスキンケアで育てていくことが大切です。とはいえ、どうしても皮脂量が増えてしまう夏。とくに皮脂が気になるTゾーンなどには、皮脂の分泌を抑える効果のあるスキンケアアイテムを取り入れるのもおすすめです。皮脂を上手にコントロールして、暑い日でもメイク崩れしにくい、いつもサラッとした夏肌を手に入れましょう。













