加湿器の湿度センサーはデリケート。エアコンの温風がダイレクトに吹き付けると、センサーに影響を与えて適切な加湿が妨げられる可能性も。
換気扇付近や出入り口近くに置くと、加湿された空気が逃げてしまうので避けましょう。
水道水に含まれる微量の塩素などが、ある程度の時間、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。ミネラルウォーターや浄水器の水などは、使わないようにしましょう。
水は溜めたままにせず、毎日取り換えましょう。カビや雑菌の繁殖や、水垢の付着の恐れがあります。使用をやめる場合は、必ず給水タンクを空にしましょう。
故障の原因になります。アロマオイルを使用できるタイプの加湿器は、取扱説明書に従って正しく使いましょう。
冬は特に乾燥しやすい目元口元の小ジワが気になりますが、加湿器を上手に活用することでうるおいのある肌を保ちます。
日中、執筆や打ち合わせなどをするアトリエはたっぷりの加湿量でミストが目に見える超音波式のものを、寝室には枕元に一人用の加湿器を置いています。出張先のホテルではスチーム式の加湿器を持ってきていただくことが多いですね。
部屋の湿度状況に応じて、LEDライトの色が変わって目で確認できたり、超音波式でもUV除菌や抗菌力のあるゼオライトなど、独自の技術で安全性を高めたりしているものが出てきています。
部屋全体を高湿度にしようとすると、結露の原因にもなりますし、ムダなエネルギーを使うことにもなります。「空気清浄は部屋全体を、加湿は自分自身を」というのが持論です。顔周りなど加湿(&保湿)したい時は、床置きなら背の高いものを選んだり、小型のものを机の上に置いて使うと効果的です。
使っている暖房器具によって選ぶ加湿器は変わってきます。エアコンなら部屋全体を常に加湿してくれる気化式や、加湿量の多い超音波式など。オイルヒーターのような輻射熱タイプなら一人用のもので十分かもしれません。また、美容家電と思われている「スチーマー」も、広義では加湿器の一種かと思います。たっぷりのスチームは肌だけでなく、髪やノドをうるおして心地よいひと時が過ごせるのでオススメです。