体の芯から冷えを感じるこの時季は、湯船につかるお風呂の時間が楽しみな方も多いはず。その入浴タイムを最大限活用してみませんか?今回は、モデルの前田ゆかさんに、もっとキレイになるための入浴方法、お風呂でできる美容法などを教えていただきました。
1970年熊本生まれ。「STORY」「美ST」他、多くの女性誌で活躍中。プライベートでは2児の母であり、そのライフスタイルに女性からも多くの支持を集めている。
著書「スーパーで毎日買う食材だけで美人になる!(二見書房)」も好評発売中。
前田ゆかオフィシャルブログ:「MaedaYuka BeautyDiary」
毎日の入浴タイムをシャワーだけで済ませるなんてもったいない!湯船につかると気持ちがいいだけではなく、たくさんのメリットがあるのをご存知ですか?湯船につかる入浴を習慣にしてより健康で美しい体を手に入れましょう。
お湯につかると体が芯から温まり、血行を促進して新陳代謝もアップ。老廃物を排出したり、体のコリをほぐして、自律神経のコントロールもうまくできるようになります。
湯船につかると浮力の影響で、体重が約9分の1程度になるため、筋肉や関節の負担が軽減されて心も体もとてもリラックスします。
湯船につかった時に受ける水圧によって、手足に溜まった血流が心臓に押し戻され、血液の循環やリンパの流れを促進します。また、上半身にかかる水圧が横隔膜を押し上げて呼吸の回数を増やしてくれるので、心肺機能も高まります。
体の緊張がほぐれることで自律神経が穏やかに整い、ぐっすりと眠れます。
熱めのお湯にさっとつかると、心も体もシャキッとします。ここぞという時に朝風呂がおすすめです。
むくみが気になる時は、湯船に深くつかって水圧を高めるとさらに血行が良くなります。
美容にも健康にもいい入浴。でも、どういう入浴法がいいの?肩までつかる?半身浴?目的別のおすすめ入浴法をご紹介します。
やや熱めのお湯に肩までしっかりつかります。つかる時間は10分程度でOKです。体の表面だけでなく芯から温めて血行を促進させることで、冷えが解消できます。
長湯しすぎると体への負担が大きくなってしまいます。10分程度で体はしっかり温まっているので、「もう出たいな」と思ったら無理せず湯船から出ましょう。
熱めのお湯におへそまでつかります。お湯が多い場合は、バスチェアなどを湯船に入れて腰かけるのもいいでしょう。
高い温度で腰回りを温めることで、短時間で新陳代謝を活発にします。汗をかきすぎたらお湯の温度を下げましょう。
ぬるめのお湯にみぞおちまでつかります。この水量だと水圧が少ないため長時間湯船につかることができます。20分以上を目安にじっくりと汗をかき、老廃物を排出しましょう。
半身しかお湯につかっていないので、上半身に乾いたバスタオルなどを羽織って冷やさないことがコツ。常温の水を少しずつ飲むと発汗作用が高まります。