香水はなりたい自分をつくる魔法の一滴。でも、どんな香りがいいか悩む方も多いはず。新しい人とたくさん出会うこの季節は、香水マジックの力を借りて好感度UPを目指してみませんか?今回は、フレグランススペシャリストの地引由美先生に選び方からまとい方まで教えていただきました。
フレグランススペシャリストとして15,000人以上の女性に「十人十香の香水選び」で個の魅力を最大限に引き出すカウンセリングを実施。2009年より、パルファンビューティーをつくる香水のサロン「スティル エ パルファン」を主宰。日仏フレグランス文化財団 代表理事。
地引由美の「香水の選び方・まとい方」:http://ameblo.jp/styleparfum/
「オードトワレとオーデコロンの違いって何?」「最初つけた時と、時間が経ってから香りが違うのはなぜ?」など、今さら聞けない香水の基礎知識を知った上で実際に試してみて、まずは自分が好きな香りと出会ってみましょう。
香料が加えられる割合(賦香率:ふこうりつ)の違いによって以下4つに分類され、香りの持続時間が変わってきます。
最も濃度が高い香水。高級感のあるゴージャスな香りが多く、少量でも長時間香りが持続するのでたくさんつけずにピンポイントに適量をポンとのせるくらいの使い方がおすすめです。
パルファンよりも、少しカジュアルなイメージをプラスした香りと言えます。適所にシュッと一吹きするように使用することで上手に香りを楽しめます。
比較的カジュアルな香りが特徴です。香り自体も柔らかなイメージのものが多く、持続時間も短めなのでたっぷりと使用しても嫌みのない香りです。
香りを楽しむよりリフレッシュに使うことが多く、シャワー後にたっぷりとつけるのにオススメです。
体温や肌質、肌の香り、汗の分泌量によって、人それぞれ香りが変化します。店頭で試したときと、実際につけたときとの香りが違うのはそのためです。
体温や肌質、肌の香り、汗の分泌量によって、人それぞれ香りが変化します。店頭で試したときと、実際につけたときとの香りが違うのはそのためです。
その香水のテーマとなる香りが豊かに香り立つよう計算されており、つけた人の存在感を華やかに支えてくれます。
肌の上で体臭と混ざり合い、その人だけのオリジナルの香りがまろやかに立ち込めます。
シーンにあわない香りや香水をつけすぎていれば、いくら身なりをキチンとしていても第一印象は一瞬でマイナスになります。より魅力的に見せるため、香水の正しいまとい方をチェックしましょう。
湿度が高いと香りが長く持続し、鼻粘膜が潤っているので普段より香りを敏感に感じてしまうので、つける量を控えめにしましょう。
香水はカラダから20センチ以上離して霧をまとうようにつけるとつけすぎを防いでほのかに香ります。
鼻とバストトップを結ぶ三角形の内側は、鼻孔直下のため嗅覚が麻痺して香りを感じなくなったり、相手にとっても真正面のエリアなので強く香りすぎてしまいます。
デートや食事会などの途中で香水をつけなおすのは無粋なこと。すぐに相手にわかってしまうので、つけ直す時間と量を計算しましょう。
香水は体温で温められると下から上へ立ち上る性質を持ちます。また、脈打つ部分はよく香ります。清潔な素肌につけることを原則にして、効果的にまといましょう。
通勤電車やオフィスなど、不特定多数の人と接する場所では、足首やひざ、もも、ウエストの両脇などほのかに香る部位につけましょう。
仕事のあとのプライベートな時間は、肩やうなじなどにつけて自分にもそして相手にも香りを楽しんでもらいましょう。
食事をする場ですので、テーブルクロスで隠れる場所に。着席する2時間前までにつけましょう。