お米のパワーでキレイになる!日本酒女子が増えている秘密

そろそろ新酒がお目見えする季節。最近では「清酒女子」や「日本酒女子会」という言葉を耳にするほど、女性の間で日本酒がブームに。今回は、創業100年になる老舗酒店「久保田酒店」の若女将であり、野菜ソムリエなどとしても活躍する久保田桐子先生に、日本酒の美容・健康、アンチエイジング作用など、日本酒のキレイの秘密を教えていただきました。

久保田桐子先生

ふくいの地産地消コーディネーター、野菜ソムリエ。福井県立大学経済学部卒業後、一般企業に勤めたのち、伝統郷土料理や地元生産者とのやり取りを学ぶ。その後、カフェのキッチンシェフとして立ち上げからメニュー全般を手がける。地元食材を使っての商品開発や、ホテル、レストランへ福井の食材を使ったレシピを提案。2012年、久保田酒店4代目と結婚し若女将となる。現在は野菜ソムリエ、フードコーディネータとして、執筆や講演も多数。
http://ameblo.jp/kiripaulownia/

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日本酒のキレイの秘密

「お酒造りに携わっている杜氏さんは手がキレイ」というのは有名な話。
日本酒を飲んだり触れたりするとキレイにつながる、主な成分を紹介します。

肌の天然保湿成分『アミノ酸』

日本酒には、20種類以上のアミノ酸が含まれています。アミノ酸は、美容に欠かせない成分。肌の新陳代謝を活発にし、シミ、そばかすに作用します。 乾燥やたるみの改善なども期待することができます。

メラニン色素の生成を抑える『コウジ酸』

日本酒の原料の米麹に含まれるコウジ酸は、シミやほくろの原因になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。細胞の老化を防ぎ、活性化する作用には、育毛効果も期待できます。

抗菌作用・抗酸化作用のある『フェルラ酸』

老化や発ガンなどの悪い作用を与える活性酸素を抑え、老化を防いでくれます。

日本酒を飲んでキレイになる

「日本酒を飲んでキレイになる」と言っても、実際どのような美容作用があるのでしょうか。日本酒に含まれる成分から、そのキレイの秘密を久保田先生と探ってみましょう。

肌が白く・キレイに

シミ、そばかすが気になる など

日本酒にはキレイな肌を保つための美容成分が含まれています。先に紹介した「コウジ酸」や「アミノ酸」に加え、日本酒の旨み成分に含まれている「αGG」も美肌の強い味方。お肌プルプルのもとになるヒアルロン酸 や コラーゲンの生成を促進させ、保湿作用が高まり、肌をうるおしてくれます。
日本酒を飲むとこれらの成分が体内で働くことにより、透明感のあるしっとりとうるおった肌が期待できるのです。

アンチエイジングにも

肌の老化が気になる など

肌のツヤを保つ「フェルラ酸」は、アンチエイジングにおすすめ!
お米の細胞壁の構成成分でポリフェノールの一種であるフェルラ酸には、強力な抗酸化作用があります。体の細胞を錆びさせ、老化を早める活性酸素に対抗してくれるので、シワやたるみ、色素沈着などによる肌の老化を抑制(アンチエイジング)してくれます。

 

体温アップでキレイに

肩こり・片頭痛や冷え性がある など

「アデノシン」という物質には、血管を拡張させる作用があり、日本酒を飲むと、他のお酒よりも体温が2度ほど高くなり、長い時間保たれることが分かっています。体温が高くなると毛細血管の働きが活性化し、皮膚表面の血液の循環もよくなります。そのため、体の冷えによる血液循環の悪化が原因となる肩こりや偏頭痛の解消や冷え性の予防になります。
また、ストレスによって収縮していた血管が緩み、ストレス解消やリラックスにも◎。