秋から冬へと季節が変わる11月は、気温・湿度が急激に低下します。そのため、知らず知らずのうちに肌の乾燥が進み、肌のくすみや小ジワが気になったり、メイクのノリやもちが悪いと感じることも。そこで、大切なのが「保湿」。どんなメイクも肌がうるおっていないとキレイに仕上がりません。今月は、数々の人気女性誌で活躍しているヘア&メイクアップアーティスト・林 由香里さんに、この秋冬トレンドのメイクが映えるうるおい美肌をつくるスキンケア&ベースメイクテクニックを教えていただきました。
メイクの「ノリ・もち」が悪い
メイク前の保湿が仕上がりを左右します。以下の2点に気をつけて丁寧にケアしましょう
- 1適正量を守る
- 2ハンドプレスでしっかり浸透させる
- たっぷりのローションを手で温めてからしっかり浸透させる
- 手で温めると浸透力がアップ。肌が手に吸い付くようになるまで、ハンドプレスでしっかり浸透させましょう。
- 指先でやさしくトントン塗りこみ、気になる部分には重ねづけ
- 顔全体に塗布してハンドプレスで浸透させた後、目元は指先を使ってトントンとやさしく、口元は表情筋をほぐすように軽くプッシュしながら重ねづけしましょう。
- ハンドプレスでクリームを 肌にしっかり密着させる
- クリームを顔全体に塗りハンドプレスでしっかり密着させた後、さらにクリームを手に取って、最後に軽くマッサージしましょう。
自然な仕上がりにならない
“自分色”をつくるとより
ナチュラルな仕上がりに
ナチュラルに仕上げるために、自分の肌色にあった“自分色”をつくりましょう。自分色の基準は、首と顔の境目「フェイスライン」にファンデーションをのせて違和感があるかないかで判断しましょう。
※混合割合は1:1ではなくご自分の肌色に合わせてアレンジしてください。
目元・口元の小ジワが気になる
エッセンスちょい混ぜで
さらに保湿力がアップ!
リクイドファンデーションにエッセンスを1プッシュ程度混ぜるだけで、保湿力がぐんとアップ!自然なツヤ肌に仕上がり、化粧くずれしにくくなります。
- リクイドファンデーションを額、頬、鼻、あごに置く
- まずはファンデーションを手にとって、額、頬、あごなど広い面積の部分に大まかに置きます。
- 顔の中心から外側へ
やさしく丁寧に手で伸ばす - 矢印の方向へ内から外へ、丁寧に塗っていきます。ムラにならないよう、一定方向に手を動かしましょう。
- まぶたは少量のファンデを指先でやさしく薄塗り
- まぶたはよれやすく、ファンデーションがたまりやすいので、やさしく塗り広げると良いでしょう。
シミや毛穴などの欠点を隠したい
綿棒を使って、やや厚めにファンデーションをシミや毛穴の中心にのせます。反対側の綿棒の先で周りをぼかした後、パウダーでおさえます。
- スポンジで仕上げて均一にしっかり密着させる
- スポンジの広い部分を使い、肌表面を滑らせます。小鼻などの細かい部分はスポンジを折りたたむと密着させやすくなります。
仕上がりの肌に透明感がない
肌に薄く均一につけるために
パフにパウダーを含ませる
パフにお粉をたっぷりと取り、もみ込むようにしてパフの中にお粉を入れ込むことで、パウダーを薄く均一につけられます。
- パフ全体を使い、ポンポンと丁寧にパウダーをのせる
- パフで顔全体にパウダーをのせていきます。この時、できるだけ細かく丁寧にのせるのが、キレイに仕上げるコツです。
- 細かいところはよれやすいので、薄づきでOK
- 目元、口元、小鼻など細かいところには、左の写真のようにパフをたたんで持って、トントンとやさしくのせましょう。