腫れぼったい“目元のむくみ”を解消して目ヂカラアップ!

まぶたや目の周りのむくみは、顔全体の印象がガラリと変わってしまいます。さらに、皮膚が薄くデリケートなので、お手入れも慎重に行いたいところ。今回は、マオクリニック医院長の岡田昌子先生に、目元・まぶたのむくみ予防と解消法を教えていただきました!

岡田昌子先生

マオクリニック医院長。東京女子医大病院、山王病院、聖路加国際病院予防医療センター勤務を経て開業。医学博士・内科医、日本内科学会認定内科医、日本アロマセラピー学会認定医、日本抗加齢医学会専門医。
マオクリニックオフィシャルサイト:http://maoclinic.net/

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まぶたがむくむ原因って?

まぶたがむくむ原因は、血液の循環やリンパの流れが悪くなり、余分な水分が肌の内側に溜まってしまうからです。あなたのその行動が、むくみの原因を作りだしているのかもしれません。早速チェックしてみましょう。

1.うつぶせや、低い枕で寝ている

うつぶせで寝ると、目元に水分が寄ってまぶたがむくみます。また、低すぎる枕も寝ている間に水分が頭の上部に集中しやすくなりむくんでしまいます。

2.まぶたをこするクセがある

普段のクセやアイメイクを落とす際に目元をこすりすぎると、摩擦が原因でまぶたがむくんでしまうことも。

3.運動不足や冷えで血行不良になっている

長時間のデスクワークや冷え性は、血行の悪化からむくみやすくなります。

4.塩分やアルコールの摂りすぎ

体内の塩分濃度が高くなると、理想的な濃度に戻すために体は水分を溜め込みます。また、アルコールの摂取は血管を広げ血の流れが緩やかになるので、すぐに排出されるべき水分が滞ってむくみにつながります。

5.月経前

月経前は女性ホルモンが作用して体が栄養素やエネルギーを溜め込もうとします。そのため、不要な水分も排出しにくくなり、便秘にもなりやすくむくみがちになります。

むくんだまぶたを速攻レスキュー

まぶたのむくみは昼頃までに自然と気にならなくなりますが、朝むくんだままメイクをすると上手くいかないこともありますよね。そんな時におすすめの、むくみを解消する方法をご紹介します。

レスキュー1 ホットタオル×冷水

ホットタオルでまぶたを温めると血行が良くなるので、余分な水分や老廃物が流れやすくなります。さらに、ホットタオルで温めた後に冷水で軽く引き締めるとより効果的。血管が収縮・拡張を繰り返すことで、老廃物の排出が促進されます。余裕があれば、ホットタオルと冷水を交互に繰り返すと、より早くむくみが解消されます。

POINT
水で濡らしたタオルをよく絞り、電子レンジで加熱します。500wで1分~1分半ほどで温かくなりますが、お好みで調節を。熱すぎると皮膚にダメージを与えかねないので、適温に冷ましてまぶたに乗せましょう。

レスキュー2 マッサージ

1.首をほぐす

首を左右に3回大きく回します。次に鎖骨の上にある左右のくぼみに指を4本入れて、ほぐすように20回押しましょう。

2.顔をほぐす

あごから耳の上にかけて引っ張りあげるようにマッサージしてください。次に、耳の後ろ側から首筋を通り、鎖骨に向けてなでさすります。

POINT
首をほぐして水分が流れやすい状態を作ってから、顔をほぐしましょう。たった1分間行うだけでも、かなりむくみが解消されますよ。

レスキュー3 フード×ドリンク

バナナ

むくみにいいのはカリウム。バナナなど果物、生野菜に多く含まれていますが、梨などの果物には水分の多いものもあるのでほどほどに。

白湯

朝起きて、体温より若干温度が高い白湯を飲むことで消化器官が温まり、代謝が高まって体内の余分な水分や老廃物が排出されやすくなります。

POINT
バナナも白湯も、食べ過ぎ飲みすぎは逆効果です。ともにゆっくり、時間をかけて味わうことが大事。時間がないからといって早食い早飲みはNG!