見た目年齢を決める!?若々しい首元のつくり方

首元を見せる機会も多いこの季節、顔はメイクでごまかせても首のシワは隠せません。顔のお手入れはしていても、「首までは…」という方も多いはず。自分では気が付かないけれど、意外と見られているのが首元です。そのため、首のシワで見た目年齢が決まってしまうことも! そこで今回は、美容業界や有名美容クリニックの院長が絶賛するほどの美肌の持ち主でもある、ビューティースキン スペシャリストの深澤亜希先生から首のシワ対策について、アドバイスいただきます。ハリ・ツヤのある若々しい首元を手に入れて、マイナス5歳を目指しましょう!

Profile
深澤亜希先生

ビューティースキン スペシャリスト。「正しい美容法を行えば、女性は誰でも必ずキレイになれる」をモットーに、女性の気持ちまでもをハッピーにする独自の美容法やビューティーメソッドを発信。書籍の執筆、女性誌や広告への出演・監修、化粧品会社・美容施設のコンサルティング、商品開発など幅広く活躍中。

CHAPTER 1
見た目年齢を左右する!?

首にシワが
できやすい理由

多くの女性を悩ませる首のシワ。メイクやヘアスタイル、ファッションが若々しくても、首のシワが目立つと老けて見られがちです。適切なケアや予防のために、まずは首のシワの原因を知ることからはじめましょう。

顔よりも首の皮膚はデリケート

首の皮膚は顔よりも薄い上に、重い頭を支えています。うなずいたり、うつむき加減でスマホやパソコンを眺めたりするたびに首の皮膚が伸縮してシワの原因になることも。さらに肌がたるむと、必然的に首のシワが目立ってしまいます。

年中降り注ぐ紫外線

年中、紫外線にさらされているのが首。紫外線は、顔同様に肌を乾燥させ、ハリを与えるコラーゲン・エラステンを壊してしまいます。顔には日やけ止めを塗っても首は無防備…なんてことも。

何気ない生活習慣

枕が高すぎると首の前方に溝ができるようになり、それがそのまま首のシワにつながることも。猫背やストレートネックなどの姿勢の悪さも首のシワに影響します。これらの生活習慣はどの年代の方も注意してみましょう。

深澤先生からの
ワンポイントアドバイス

顔のすぐ下にある首のシワは、見た目に目立ってしまいがち。また、一度できた深いシワはなかなか消すことが難しいので、毎日のケアと生活習慣に気を付けてみてくださいね。

CHAPTER 2
毎日の行動をチェック!

首のシワを抑える
予防と対策

「年齢を重ねたから仕方がない」とあきらめないで。毎日の生活の中で少し気を付けるだけで、若々しい首元をキープできます。まずは、毎日の行動をチェックしてみてくださいね。

首の日やけ・乾燥はシワ予防の大敵

メイクをする顔と違って、首はすっぴんでさらされている状態とも言えます。外出時には日やけ止めを塗る、ストールを巻く、冷房のきいた室内では体を冷やさないようにすることが大切。また日中のこまめな保湿で乾燥を防ぎましょう。顔同様に、毎日のお手入れも忘れずに。

姿勢の悪さが首のシワに!?

姿勢が悪いと頭の重さがダイレクトに首の負担になり、シワができやすくなります。また、同じ姿勢が続くのも避けたいところ。定期的に首を回したりして姿勢の固定を防ぎましょう。

睡眠時の首の状態、気にしてますか?

実は寝ている時の姿勢も、首のシワに影響を及ぼします。高すぎる枕は首のシワを固定するだけではなく、肩こりも誘発します。枕は、立っている時の首の骨のカーブに近い形を維持してくれる高さのものを選び、首への負担を軽減しましょう。

デスクでの頬杖は厳禁

頬杖をつくクセをお持ちなら、今すぐ改善しましょう。片手で頬杖をついて頭を傾むけた側の首にできるシワは、そのまま本当のシワになってしまうので、要注意です。

深澤先生からの
ワンポイントアドバイス

首のシワは放っておくと、どんどん深くなってしまいます。予防して新しくできるのをブロックするのはもちろん、今あるシワを深くさせないためにも、毎日の習慣に気をつけましょう。

CHAPTER 3
顔と同じくらいお手入れしたい

見た目年齢が変わる
ネックケア

顔と首とは一枚の皮膚でつながっています。顔の皮膚の状態が首に影響を与えているのも、考えてみれば当たり前の話ですよね。首のシワをつくらないためには、顔同様のケアをオススメします。

洗う ~ やさしく滑らかに ~

石けんを泡立てて指でなでるように

体の延長ではなく、顔の延長として首を丁寧に扱いましょう。スポンジなどは使わず、たっぷりの石けんの泡と指でやさしくなでるように洗います。

首の下から鎖骨にかけてゆっくりと

指を首の下から鎖骨にかけて滑らせるように洗いましょう。ゴシゴシこすったり圧をかけすぎるのはNG。気持ちがいいな、と思える程度にとどめましょう。

【 POINT 】

シワの溝には汗が溜まりやすく、その垢で余計にシワが目立ってしまうこともあるので、溝も丁寧に洗いましょう。

うるおす ~ みずみずしさをプラス ~

保湿はたっぷりと

首は乾燥しやすい部分なので、しっかりとした保湿対策が必要です。朝晩の保湿剤でのケアはもちろん、日中も気づいたら水分をたっぷりと与えてうるおいを保ちましょう。

やさしく押さえて浸透させる

保湿剤は首に乗せてやさしく押さえるだけでOK。手のひらで首を包み込んで、保湿剤をじんわり浸透させましょう。

【 POINT 】

たたいたり、擦り込んだりするのはNG。首周りが赤くなったりと、皮膚に刺激を与えてシワの元になる場合もあるのでやさしくケアしましょう。

守る ~ 日中の紫外線からプロテクト ~

UVケアは必須

紫外線を浴びると顔同様にダメージを受けてしまします。首のUVケアも忘れずに行いましょう。

【 POINT 】

首の色がまだらにならないよう、日やけ止めはムラなくやさしく塗りましょう。また首とつながっているデコルテまでしっかり塗ることもお忘れなく。

深澤先生からの
ワンポイントアドバイス

首は汗をかきやすい部分でもあるので、汗はこまめにふきとりましょう。おしぼりや濡らして絞ったハンカチは汗の塩分も吸収してくれるので◎。

CHAPTER 4
自宅で簡単にできる!

デコルテマッサージ&
エクササイズ

首をやさしくマッサージしてあげると、血行が良くなり首や顔の肌状態もよくなります。わざわざマッサージタイムをつくらなくとも、スキンケアのついでにしたり、毎日の生活の中に取り入れてOK!日々のセルフケアにぜひ加えてみてくださいね。

5分マッサージ

  • ① 鎖骨のくぼみを押す

    耳の下から直線状に下ろしたところにある鎖骨のくぼみを、親指以外の4本指でゆっくりと押さえます。力を入れ過ぎないように気を付けて。

  • ② 首の筋肉を伸ばす

    首を左右に倒して首の横を伸ばします。肩が浮かないように手で押さえてもOK。じっくりと「気持ちいいな」と思えるところまで曲げ伸ばして。

  • ③ やさしくマッサージ

    クリームなどで滑りをよくしたら、鎖骨からあごの下まで指を上に動かします。その後、首の中央から首の側面にかけて指を横に動かします。力加減は軽くでOK。

1分エクササイズ

舌を思いっきり前へ突きだして、「アカンベー」をしてみましょう。そのままキープしたあとは、舌を引っ込めずにそのまま右へ突きだしてキープ。左も同様に行います。
思い切り出したところから、今度は片側の口元に、舌を横のほうに持っていき、10秒キープします。同じことを反対側も行いましょう。

深澤先生からの
メッセージ

首のシワを気にしている方はもちろん、まだ気にならない方も、姿勢や枕など、生活習慣を見直してシワのない首元を目指しましょう。また、スキンケアでは、お顔同様に首まで、保湿とUVケアを徹底することが大切です。特にメイクをしない首は、紫外線の影響を受けやすいので要注意。シワのない美しい首元は、お顔や肌の印象をぐっと美しくしてくれます。
美容は、正しい方法できちんとケアを続けると、必ずキレイを返してくれます。あきらめずに、毎日こつこつケアすることで美しい首元になれること間違いなしです!

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